New Zealand Disused Railway
 
◆ モートゥホラ鉄道の廃線 (Moutohora Branch Disused Railway)
 
 海外スキー&廃線の旅2012夏は、ニュージーランド北島のファカパパスキー場に行った。自分の旅はメインがスキーで、悪天候時のバッファとして海外廃線を入れているのだが、ここ数年の南半球スキーは、スキー1日、廃線4日という感じになっている。もしかして、気づかないうちに、鉄道廃線の旅がメインになってる??
 
 さて、ニュージーランド廃線の旅2012 第2回は、イーストランド地方最大の街ギズボーン(Gisborne)から北へモートゥホラ
※1までの78.5kmをアップ・ダウンの激しい峠を走っていた路線。この路線は、ほとんどの遺構がなくなっているのと、あっても個人敷地(主に農場)にあったりするので、なかなかトレイルしずらい。
 
 しかし、道中はスカイライン的な道路で、山々の景色が非常に綺麗。また交通量も少なく単純にドライブでも充分楽しめる。鉄道廃線的には、ギズボーンの街に残る遺構と途中にトンネル、橋脚跡があり、それがなかなかいい感じだ。
 
 この路線の内容を見てみると、1900年に建設開始、1917年11月26日に全線開通で1,067mmゲージだったそうだ。路線はギズボーンからロトルアを経由してオークランドまで接続する予定があったが、その後北部沿岸ルート
※2(オポティキ、タニーチュア、タウランガ、パエロア)の東海岸メイン線になる予定だった。しかし、予定どおり開通する事なく1959年3月14日に廃止されてしまった。最終列車は1ヶ月後の4月14日に貨物のみ運行されたようだ。
 
 取扱い内容は、旅客・貨物で貨物は採石場からの舗道用石の搬出がメインだったようだ。1919年から観光旅客も順調だったようだが、1944年頃から貨物併せて輸送量が激減したようで、1945年1月29日に旅客業務からは撤退したらしい。
 
 まー、そもそも海外まで行って鉄道廃線を見てるというのも、なんだねぇ~

 
 ※1 他にムートゥホラ、マウトゥホーラと言う表記も見られる。
 ※2 タウランガ-タニーチュア間にも鉄道廃線があります。タウランガ-パエロア間も鉄道廃線があります。また別項にて掲載予定)
 
 参考資料:「Wikipedia」、「Living Heritage」、「Otoko Walkway
 
 
 ギズボーン-モートゥホラ   
 
 
 初回探訪日:2012年08月16日-17日
 初回掲載日:2012年10月21日
 
簡単マップ ルートマップ
ハイライト1 ハイライト2
 

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① 起点の分岐点です。この先にはギズボーン駅があり、左の軌道がこの路線で、右は観光鉄道(ギズボーンシティーヴィンテージ鉄道)になっていて、一般旅客・貨物は停止なのでこちらも廃線である。 ② ①の反対側、右の草むらに覆われているのが取上げ路線。
③ 取上げ路線から起点方向をみる。 ④ もう一丁!右の観光鉄道のレールも緑化している。
⑤ 別角度から ⑥ ムートゥホラ鉄道跡最初の遺構。コンクリ橋。
⑦ Munro St. と Blackpool St. の分岐点になる踏切から起点側をみた写真。 ⑧ ⑦の反対側!
⑨ 今回の旅の友と踏み切り跡。 ⑩ Lytton Rd から起点方向を拡大した写真。
⑪ ⑩の別角度から ⑫ Lytton Rdから反起点側をみた写真。
⑬ Chalmers Rd から起点方向をみています。レールが緑に埋もれている感じがいいですね~ ⑭ ⑬の反対側です。サイロがあります。側線が過去にはあったようです。この先にはPark Racecourse という駅があったようですが、痕跡を見つけられませんでした。
⑮ Parker Ln の資材置き場にあった貨車。当時のモノかどうかは不明。 ⑯ Parker Lnに残る踏切跡。 廃線という表示もあります。
⑰ ⑯から起点側ギズボーン駅方向をみています。 ⑱ ⑰の反対側でMakaraka駅方向をみています。
⑲ Gisborne Main Rd から起点側をみています。左手には技術博物館とありますが、雑品倉庫のような感じの所でした。 ⑳ メインロードに残る踏切跡。マカラカ駅が見えます。
番外編1 本来の目的地のファカパパスキー場!写真ではわかりにくいが、なかなかの斜度とパウダーで楽しかった。 番外編2 滞在したギズボーンのクオリティーホテルの中庭にあったプール。部屋のテラスからみています。
番外編3 クオリティーホテルの客室の様子。5,000円台でベッドルームが2つ、トイレ・バスルームが1つ、テラスがあった。お徳~ 番外編4 ホテルから徒歩3分の所にあるワーフというレストランからみたギズボーンの夕景。美しすぎる!!
番外編5 ホテルの駐車場から見たダブルサンアタック! 番外編6 ハーバーのハズレにあったソーホーというレストランの白身魚料理。ホテルの人曰くギズボーンで最も美味しいレストランとか・・・ま、日本人とNZ人では味覚の好みが違うのだろう!?
番外編7 ギズボーンにあるタイラフィティ博物館の様子。 番外編8 ワーフというレストラン。生カキが美味しかった。
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 ギズボーン-モートゥホラ   
 
 
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