◆ 簡単スペック
この日本油脂専用線は、帝国火薬工業時代の1923年6月に国鉄武豊駅へ貨車乗入契約が成立し、同年8月鉄道敷設免許を取得。1924年1月に全線が開通した路線である。1927年には専用線を営業化(旅客・貨物)する計画が出され、武豊内海鉄道(過去に存在したようだ)から鉄道敷設権を譲受したものの1935年に許可が下りず断念したようだ。これができていれば、日本油脂鉄道なる民間鉄道会社があったかもしれない。また1974年〜1980年にかけて全通した名鉄知多新線のルートにも影響を及ぼしたかもしれない。 この専用線は、貨物(1984年に取扱廃止)として主に火薬類の搬出に使われていたようだが、1941年に客車による従業員の輸送を開始し1986年まで貨物6往復、旅客(従業員のみ)2往復(最盛期貨物9往復、旅客5往復)を行っていた。客車は5両ほど、電気機関車2両を保有しており、現在でも交通児童公園などに保存されているらしい。ちなみに、この専用線は電化です。 参考資料:日本油脂(株)愛知事業所 業務部様、「国土地理院航空写真サービス」ほか ◆ 日本油脂引込線 1 2 3 4 5 6 更新日:2007年8月17日 同行者:写真家W氏 |
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