New Zealand Disused Railway
 
◆ タニーチュア鉄道の廃線 (Taneatua Branch Railway)
 
 海外スキー&廃線の旅2012夏は、ニュージーランド北島のファカパパスキー場に行った。自分の旅はメインがスキーで、悪天候時のバッファとして海外廃線を入れているのだが、ここ数年の南半球スキーは、スキー1日、廃線4日という感じになっている。もしかして、気づかないうちに、鉄道廃線の旅がメインになってるのだろうか??
 
 さて、ニュージーランド廃線の旅2012 第3回は、イーストコーストメイントラック鉄道のタニーチュア支線を探訪してきた。この路線は基点がホーケンズ分岐点(Hawkens Junction)で、終点がタニーチュアの街になる。計画では、オポティキを経由し別ページで取上げているモートゥホラ鉄道に接続し、ギズボーンまでアクセスする予定だったそうだ。計画路線に関しては、アップダウンが激しい山間部を通す事が大変だった為に断念した事や太平洋戦争が起こり鉄道敷設は二の次になったというような記述がある。
 
 この路線に話を戻すと、開設は1928年で、タニチュアエクスプレスという旅客列車が毎日、オークランドやタウランガから運行していたようだが、次第に週3本、2本と減便していったそうだ。結果1959年2月7日に旅客廃止となったらしい。その後はテ・プケ(Te Puke)の街までレールカー(ディーゼル?)で代替運転していたようだが、利用客が少なく、これも1967年9月11日に廃止されている。以降は貨物輸送が1991年まで続き、現在は保存鉄道扱いになっているが、実際は、各駅は撤去されているし、橋も路盤が無くなっている所も多く復活の見込みは無いだろう!
 
 総延長距離は約27kmほどで、路線の特徴は鉄橋がやたら多いということ。トンネルは無い。ちなみに、途中のアワケリ(Awakeri)の街でさらに分岐があり、ファカタニ(Whakatane)の街まで貨物専用線跡(ルートマップの緑点線)が残っている。こちらは勉強不足だったので、次回行く機会があれば補完してみたいと思う!
 
 まー、そもそも海外まで行って鉄道廃線を見てるというのも、なんだねぇ~

 
 
 
 参考資料:「Wikipedia
 
 タニーチュア支線 1 2 3 4 5
 
 
 初回探訪日:2012年08月17日
 初回掲載日:2012年11月11日
 
簡単マップ ルートマップ
ハイライト1 ハイライト2
 

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① ブリッジ6の様子。この路線最大の遺構になります。 ② 築堤を登ってみると、立ち入り禁止柵が・・・
③ 柵の上から見てみると!いい感じです。タニーチュア方向をみています。 ④ よこから!
⑤ 反対側から! ⑥ ブリッジの反対側、駅方向をみています。
⑦ Tawa通からブリッジ6方向をみた写真。駅構内手前だけあって複線になっています。 ⑧ Edgecumbe駅跡の様子。駅舎などは一切残っていない。左手にはブリッジ7のガーダーが放置されている。
⑨ まだまだ出てくる鉄橋跡。 ⑩ 農道からみた様子。タニーチュア方向をみています。⑨の鉄橋が見えます。
⑪ ⑩の反対側! ⑫ Awaiti南道路からみた様子。タニーチュア方向です。この先(左側)に駅があったようですが痕跡がありません。
⑬ ⑫のクロス跡。 ⑭ ⑫の橋をクローズアップ!
⑮ もう一丁! ⑯ あれ?なんだか新しい・・・どういう事??
⑰ ⑫の反対側! ⑱ 別角度から!
⑲ ジャンクションです。右が現役の貨物線でNorske Skog Tasman Limited社やMurupara貯木場駅へ行っている。 ⑳ ちょっと遠景。貨物線のレールもいがんでいる様な気がする・・・
番外編1 ⑳のちょっと遠景。このあたりはもう廃線ではないので番外編! 番外編2 現役の貨物線。タウランガ方向をみています。
番外編3 ファカタニ(Whakatane)の街まで貨物専用線跡(ルートマップの緑点線)。左がターニチュア線。この先は、3ページの⑳に接続する。 番外編4 トラックの下に軌道が残っている。完全な事前調査不測だった為、この路線が追えなかった。※と言っても時間が無かったが・・・
 Page 5 終わり~見てくれてありがとう!
 
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