Virleu le grand Railway
 
 
◆ ヴィリュー・ル・グラン支線の廃線 (Virleu le Grand Branch Railtrail)
 
 2011/2012の年末年始はフランス・サヴォア地方にあるラ・プラーニュスキー場へ行った。スキーも渡欧初日に滑ると時差ぼけでなんだかスッキリしないので、周辺鉄道廃線を例によってググッってみたら、やっぱりあった。1998年サッカーフランスW杯時、日本代表が合宿を行った地であるエクスレバンの近くで、約30km程の廃線だ。
 
 しかし、詳細は一切不明だ。いろいろ検索しても情報が出てこない。過去ヴィリュー・ル・グランの役場と思われるサイト等に質問メールを送ったのだが、回答が無い。また一般情報はフランス語が主体なのでさっぱり拾えない。ヴィリュー・ル・グラン支線の廃線としているがこれは勝手に命名している。
 
 たどった範囲でわかる事は、ローヌアルプ県にあるこの路線は基点のヴィリュー・ル・グランから、ピュギュー(Pugieu)、シャゼ・ボン(Chazey-Bons)、ベレー(Belley)、ブラン(Brens)、シャントメルレ(Chantemerle)、ペリュー(Peyrieu)、ミュール・エ・ジェリニユー(Murs et Gelignieux)までの約30kmの路線だったようだ。終点がどこだったか現地においても判明しなかったのでよくわからない。 この内レールが残っているのは、シャントメルレのなんらかの工場までで、以降は築堤、鉄橋、ホーム跡等がわずかに残っているのみだ。以上のことから、貨物、旅客両方やっていたと思われる。
 
 ちなみに、この路線をたどっている際、ミュール・エ・ジェリニユーで話かけてきたフランス人のおっちゃんに聞いてみたのだが、まったく言葉が伝わらず!であった。
 
 
 参考資料:「google map」
 
 
 ヴィリュー・ル・グラン支線の廃線       
 
 初回探訪日:2011年12月29日
 初回掲載日:2012年04月14日
 
フランスの鉄道廃線。 ローヌアルプ県の鉄道廃線。
簡単マップ ルートマップ
 この路線のハイライト1  この路線のハイライト2 
 

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@ 基点のヴィリュー・ル・グラン駅。正面がジュネーヴ方向です。今回の取り上げ支線はこの背面にあたります。 A 駅舎。現在も使われているのでしょうか?
B 待避線から支線分岐方向をみる。左横には、駅名ネーム入りの整備工場跡がある。 C アップ! 左の軌道の先が支線。支線は電化ではなかったようです。
D Cの最左にある軌道の先には整備工場があります。 E アップ。使われていないようです。
F Cの先からヴィリュー・ル・グラン方向へカーブする廃線跡。 G 営業線にTGVが走っていました。
H 第1の遺構。鉄橋跡終点側をみています。何故か分岐からこのあたりまでグーグルアースの地図には鉄道の記載がありませんが、この先から記載があります。なぜ? I 下から
J ちょっと離れてから K Gの築堤部分から
L Jの先で、ベレ道路(Route de Belley)をクロスしています。ここの感じからするとそんなに昔に廃止されたようには思わないのですが・・・遮断機、警報機が残っています。 M Kから基点方向をみた写真。右に踏切用設備が残ります。
N Lの遠景から O しばらくはアクセスできない部分を軌道は走っています。ピュギュー(Pugieu)駅手前でシュル・ル・ティレ道路(Sur le Tilleret)を併走している軌道跡。基点方向をみています。
P Nの反対側。右の建屋がピュギュー駅舎で、駅舎前の緑地から鉄橋部分までがホームだったのでしょうか? Q 別角度から!駅舎には時計と駅票が見える。
R う〜ん、遮断機主動?? S 駅方向をみています。PN46ってどういう意味なんでしょうかねぇ〜?
番外編1 このあたりはこんな感じの景色が広がります。平原にいきなり丸い岩山! 番外編2 途中にあったレストランで出た魚料理。ブルジェ湖産のニジマスのフライ。出てきた時は失敗か?と思ったけどこれがなかなか!!
番外編3 Nの踏切の前にある「踏切」の標識。 番外編4 ヴィリュー・ル・グランの中心部にあった観光案内板。左下に支線の表記があります。
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ヴィリュー・ル・グラン支線の廃線       




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