ニュージーランドスキーかなぁ~! Whakapapa Ski 2012

◆ ファカパパスキーリゾート (Whakapapa)
 
 このスキー場は、トンガリロ国立公園(Tongariro)にあるルアペフ山(Mt. Ruapehu 2,797m)の北西面に位置している。このエリアのスキー場については、Kiwi Ski in North Island 2008 に載せてあるので興味のある人は確認してほしい。
 
ハイウェイから見たルアペフ山 ロケーション的には、オークランド国際空港からクルマで約4時間半の所にあるナショナルパーク(National Park)を左折、State Highway 47、48、ブルースロードを約30分ほど走るとスキー場の目の前に到着する。例によってスペックをみてみると、スキー場はベース(チケットセンターや駐車場、宿泊施設)から大きく3つのエリアに分けられる。公式ではないが、リフトの多い東エリア、バックカントリーエリアを横にもつ西エリア、初級者用のハッピーバレーエリアを勝手にだがエリア分けしてみた。
 
 ゲレンデトップは、西エリアのファーウェストリフト山頂駅部の2,300m(Far West T-Bar)で、ベースは1,625m。しかしハッピーバレーがあるので、地形図をみると実際は1,595mぐらいか!ちなみに、東エリアはKnoll Ridge T-Bar 山頂駅部の2,245mである。全体的に2,000m以上が広く長いコース設定になっている感じだ。
 
 リフトは、チェアリフトが7基、Tバー等のサーフェースリフトが7基であるが、日本から海外に行くレベルの人だと必ずTバーに載る・・・牽かれる事になる。コースは、初級が2本、中級が41本、上級が21本となっているが、初級以外のコースはレベル分けにあまり差が無く、欧州で良くある森林限界型なので自己責任で好きに滑ってどうぞという感じのコースになっている。ただし、東西エリア双方へのアクセスはリフトの連結が悪いので滑り混みが必要だが、細い連絡路(Traverse of Fear コース)でかつ登りになっていたりするので割と面倒なコースレイアウトになっている。
 
 自分が行った2012/08/14は10時から11時半の間しか晴れなかったので、東エリアしか滑られなかったのだが、東端のPinnacle valley コースなどは、岩場がバックカントリー風で気持ちよかった!またShirt Front コースなどは広い中斜面なのでロングクルージングでスピードを出しながら滑るのもきつくなく楽しい! ※昼になったら雪でなく雨が降ってきたので、滑走中止しました。西エリアが滑られなかったのが心残り・・・
 
 雪質は、気温がレンタカーの温度計によると+2℃だったのでベース部から中腹までは日本の4月のような雪、上部エリアはドライな感じだったが、雨が降ってくると上部エリアも、残念な感じになっていた。また、積雪量や天候により西エリアへのリフトが動いていない事もあるので、スキーセンターで確認しておかないとちょっとがっかりする。※東エリアトップから滑り込んで降りて来る事はできるそうだ。
 
 ゲレンデの混雑度は、ガラガラだった。平日という事もあるのだろうが、この2日前ぐらいに近隣の火山で噴火があったようで、その影響でいつもより人が少ないと、現地の人が言っていた。(と思う。) 日本人は、1組見かけただけでしたが、普段はどうなんでしょうか?
 
 スキー場へのアクセスは、簡単に前述しているが、ステートハイウェイの間は普通の舗装道路で凍結の心配も無く運転可能。シャトートンガリロというお城のようなホテルがあるが、そこからのブルースロードは舗装してあるものの、山道だ。日本で言うと長野県のおんたけ2240スキー場や湯の丸スキー場へアクセスする感じの雪が無い版かな?!ただしスキー場駐車場近辺のカーブ群は凍結しており、少々スリップしたのでやはり四駆車がほしい所。路面には砂利が撒いてあります。隣のトゥロアスキー場の場合、タイヤチェーンが必要な場合は、途中にベイがあり、そこでチェーンのレンタル・脱着の有料サービスがあるが、こちらのファカパパはそういうサービスが無い。その場合は、シャトートンガリロのホテルの少々先にビレッジセンターがあり、そこからスキー場までシャトルサービスがあるらしいが、有料か無料かは聞いてくるのを忘れた・・・おふっ。
 
 駐車場は、リフト券売り場から徒歩2分ほどの所から駐車場間無料シャトルバスの載らないといけない位置の所まで3箇所ある。無料駐車場である。自分は、最寄の所に停めたが、斜度があり凍結で車が下がっていきやがったので、靴下や捨てもいいような衣服を輪留めとした。ちょっと焦った!!
 
 近隣ビレッジ(オハクネやナショナルパーク)からのシャトルサービスは、Snow ExpressMatai Shuttles などから出ており、また降り場が一般駐車場よりもスキー場側なので利用すると楽かも!
 
 アクセスはどの手段をとっても非常に綺麗な山の景色が見られて良いと思う。
 
 ゲレ食は、Waterfall Express リフト山頂駅横にあるカフェを利用したが、はっきり言ってカフェである。ファーストフード的なメニューしか無く、しかも種類も僅か!施設は広く綺麗で、一人用カウンターがあるので個人スキーヤーでもくつろげる。室内からスキー場がかなり見えるので景色を見るのもなかなかかもしれない。
 
 滞在したビレッジは、スキー場から約1時間弱のオハクネの街。過去にも行っている所だが、最寄のナショナルパークでは街が小さすぎるのでオハクネ第2回を選択。宿は、ルアペフ・マウンテン・ロッジ&モーテルのモーテル部に宿泊。部屋が非常に綺麗でロフト状なっており、計3部屋あり、キッチン・バス・トイレ付きの一人には過分な部屋だった。これで88NZD(5,700円)はちょっとうれしい!JAL-Hotels.comで予約したので、JALマイルも付いてさらに嬉しい!!
 
 さて、この後は全て天候が悪かったので滑走できずで終わってしまった。かなり消化不良なのと、予定していた反対側のトゥキノスキー場(クラブフィールド)も行けなかったので、この地域は再度トライが必要かもしれないが・・・微妙だ・・・・ちなみに、このスキー場は通常は積雪が多いので11月ぐらいまで営業していた事があるので、10月ぐらいにうずうずしている人は北米か欧州かここをチェックするのがいいかもね!!
 
 
 
 
 
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