◆アルプ・ディ・スィウージ/セイサー・アレム (Alpe di Siusi / Seiser Alm)

 
 この地区は旧オーストリア領であった為、イタリア語とドイツ語で地名などが表記されている。しかし、ドイツ語の影響の方が強いようだ。ドロミテスーパースキーのナンバリングでは4となっており、Val Gardena と隣接しています。スキー場自体はどのコースも非常に空いていました。ドロミテの中でも有名スキー場が近隣にあるので人はそちらに集中してしまうようです。このスキー場は5つのエリアに分けられるがコースの連絡が良いほうではない。Saltria や Piz のエリアからゴンドラ駅に戻るには、各エリアを何度か往復する必要があってそれだけでも結構な体力と時間を使う。スキー場の規模は一日あれば充分滑られるものだが、長い緩斜面やUp Down の連続で非常に疲れるコースも多い。しかし、少し進むだけで景色が変わりそのすばらしさに圧倒される。それだけでも満足感を得られるかもしれない。気温は寒い日で−18℃だったが乾燥している分そんなに冷たく感じない。(顔は痛いが・・・)
 
 Val Gardena へ滑り込む為、シャトルバス乗場(Saltria)までは滑って行けるのだが、そうすると向こうへつく頃には、お昼になってしまう。そうすると時間をかなり気にして滑る事になってしまうので、Gardena へいく場合は、街や Compatsch からシャトルバスを乗り継いだ方がいいだろう。
 スキー場にはいろいろなアクティビティーが用意されている。フリーのスラロームコース(自動タイム計測付き)、馬車ツアー(結構高い)、雪上車、スノーモービル、Speedtrap (直線の急斜面を直滑降でどれぐらいのタイムで滑られるか)、クロスカントリーのコース、また日本と違ってゲレンデ内やリフトではソリもOKだ。
 
 リフトは、一部にはJバーリフト(ワイヤーで引っ張られる円盤にまたがって自走しながら登るリフト)があるものの、主要なコースにあるリフトは全てチェア式で、フード付き・足掛け付きが多い。当然ゴンドラやロープウェイは日本のものと変わらない。
 
 このスキー場にはお土産屋などは数件しかないのでスキー場オリジナルグッズなども必然的に数少なくなります。が手に入る事は入ります。ただし、Compatsch にしかないのでいかれる方はご注意を!
 
 レストランなどは、ホテルのものと兼用な所が結構ありました。メニューに英語版・日本語版がないのでイタリア語かドイツ語のガイドブックがあるといいでしょう。とは言ってもイタリア料理は日本人に意外と馴染みがあるので、なんとなくわかるような気もします。
 
 ちなみに、このスキー場ではアジア系の人にはまったく出会いませんでした!!

・スキー場へのアクセス
 
 アウトストラーダのボルツァーノ北出口を降り、国道12号線を北に10分ほど走ると Blumau という町に自然と入る。そのまま進むとトンネルに強制的に入るわけだが、そこのトンネル内に2つの道が分岐しており左側に入ると、これまた自然とスキー場までの一本道を走らされる。高度をかなり上げて走っていくのと、道が狭く他の車がスピード狂なので無理が厳禁だ。Siusi というゴンドラマークの入った標識が出てくるのでそちらに進むとスキー場の駐車場(無料)だ。ここまで約30〜40分という所だ。ゴンドラやリフトは8時からオープンだが、9時直前ぐらいまでなら結構近い所に停められる。ここの駐車場でゴンドラに乗り上のスキー場へアクセスする形だ。ゴンドラ乗車時間は24分ほどだった。
 
 上部スキー場へ直接入るルートがあるが、国立公園の為か路面状況が厳しい為なのか言葉の問題があってよくわからなかったが、9時から18時以外にアクセスするには、ゲートで許可書がいるようだ。このゲートには係の人がいたりいなかったりでハッキリしない。結構な山道でスキー場近くでは積雪状態だった。ゲートから30分ぐらいかかるそうだ。
 
 Val Gardena 側からのアクセスは St.Ulrich からゴンドラで Piz に入り込むか、St.Christina から Monte Pana へ車で乗り込み(積雪路)そこから、シャトルバスで Saltria に向かうかのどちらかになる(と思う)。

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