イタリアスキー イタリアドロミテスキー

◆イタリアスキーについてイタリアスキーマップ
 
 イタリアには108ものスキー場があるようです。しかし現地の地図などをみるとリフトが1基や2基というような小型スキー場の表記もあるので実際にはもっとあるみたいですね。
 イタリアのスキー場は自分の調べた限りでは大きく3エリアに分けられ、2006年にトリノ冬季五輪が開催される北西のピエモンテ・アオスタエリア。北部中央のロンバルディアエリア。そして今回行った北東のトレンティーノ・アルトアディジェエリアと分類できる。それぞれそれぞれに地区にはイタリアを代表する有名なスキー場を擁しており、北西⇒クールマイヨールや五輪会場のセストリエーレ。中央⇒火山で有名なボルミオ。北東は、オーストリア南チロルの血を引くコルチナ・ダムペッツオなどがある。どこも魅力的な所ばかりだ。
 

◆ドロミテスキーエリアについて  ドロミテエリアの公式WEBサイト
 

 イタリア北東のトレンティーノ・アルト・アディジェ州(独語名:南チロル)に広がる広大なスキー場12ケ所を合わせた総称で、全部すべりきろうと思うならば次世紀までかかるかもしれない!この近辺(Bozen−Trentoぐらいまで)は元々オーストリア領(ドイツ語圏)だったものを、第1次世界大戦後にイタリア領に割譲された地域であるため、イタリア色が非常に少ない。建物は完全なチロル風だし、言葉でもイタリア語よりもドイツ語の方が主流のような感じだったしね。それによるのだろうがスキー場の名前や街の表記もドイツ語とイタリア語との併記になっていて、これは事情を知らない旅行者(自分)泣かせであ〜る。下にドロミテスキー場の一覧を載せたがドイツ語圏になかったエリアもあってイタリア語表記だけというスキー場もある。過去にはイタリアから分離独立の気運もあったようだが、それがおさまってきた現在、この地に住む人々はどのように考えているのか?聞いてみてもよかったかな?と後悔している。
 
 各スキー場のレイアウトは簡単なイラストを載せたがこんな感じ。ま、実際に行ってみても位置関係はなかなかつかめないが広大なエリアに12箇所のスキー場が展開されています。(△黄色がスキー場で番号は下の表と整合させてます。)ここには、セラ山を中心に据えてコースが構成されておりセラ・ロンダ(時計回りと反時計回りがあるらしい下の図の水色線のエリア)と呼ばれている。今回自分が拠点としたエリアからはちょっとアクセスに難があって端っこをちょこっとしか滑られなかったので次回堪能したい。
 
 アクセスは、3つ程考えた。@オーストリアのインスブルックから、Aイタリアのボルツァーノから、Bイタリアのヴェローナからであるが、コストやフライト、レンタカーの貸し出し日などからBのヴェローナからレンタカーでアクセスする方法を選択。ヴェローナのヴィアフランカ空港から高速のアウトストラーダをブレナー方面へ向けて2時間半ぐらい走る。すると Bolzano Nord という高速の降り口があるのでそこを降りて30〜40分ぐらい走ると Val Gardena や Alpe di Siusi のエリアに入る。
 

  ドロミテスーパースキー略図

 
番号 イタリア語名称 ドイツ語名称
CORTINA D'AMPEZZO -
PLAN DE CORONES KRONPLATZ
ALTA BADIA -
VAL GARDENA / ALPE DI SIUSI GRODEN / SEISER ALM
VAL DI FASSA / CAREZZA FASSATAL / KARERSEE
ARABBA / MARMOLADA -
ALTA PUSTERIA HOCHPUSTERTAL
VAL DI FIEMME OBEREGGEN
SAN MARTINO DI CASTROZZA PASSO ROLLE - PASS
10 VALLE ISARCO EISACKTAL
11 TREVALLI -
12 CIVETTA -

◆今回のお宿は?
 
 「限りある人生においてどれだけ滑られるか?」の旗を掲げている自分。(別に死期を察知したわけではないのだが)今回もたくさ〜んのスキー場を滑りたいと考えていたので、5番のVal di Fassa か3番のAlta Badia のどちらかに泊まれたら、他のスキー場へも行きやすいのでは?と考えていた。が、やはりそれは同じ地球人という事なのだろうか?考える事は一緒で激戦区だったようだ。しかも、元々シングル部屋が少ないのと、年末年始の休みという事で6泊、7泊、12泊、14泊の設定、冬の宿泊最高金額設定などの条件で、リクエストは全滅。結果4のVal Gardena / Alpe di siusi のAlpe di siusiスキー場から車で30分ぐらいのある街 Castelrotto の St. Valentin にある Pension を選択した。シングル(ツインの部屋だったけど)、衛星TV付き、景色は見えない側、バルコニー付き、トイレ、シャワー、洗面所、ハーフボード(量が少ない・・・)、駐車場付きで50ユーロ/日という好条件。悪条件はドロミテの中でアクセスの速さでは1、2の Alpe di siusi スキー場だが、エリアの端っこという事で他のスキー場へ行くには車で行くにしろ滑り込むにしろかなりの労力が必要になる場所でした。しかも険しい山道で積雪あり・・・、そんな悪条件も宿の南にそびえ立つSantnerspitz(2,414m)のすばらしい景観が眼前に広がる様を見ると気にもならない。宿のスタッフも良い人ばかりだったしね!
 
 
宿:PENSION PLUNGER
St. Valentin 26/2
39040 Kastelruth/Seis
Tel 0039 0471 706421
Fax 0039 0471 706886
Email: pension.plunger@dnet.it
URL: www.hotelplunger.com
 
 宿などの写真は こちら をクリック

◆旅行の準備と旅行中の話
 ここではイタリアスキーの日程やレンタカー等の情報を載せるので、計画されている方は参考に使えるところがありましたらどうぞ!

日 程 2005年12月24日(土)−2006年1月5日(木) 詳細は⇒ スケジュール にリンクしています。
航空機  
ルフトハンザ・ドイツ航空
  往 :<中部国際空港−フランクフルト(ドイツ)−ヴェローナ(イタリア)>
  復 :<ヴェローナ−フランクフルト−関西国際空港>
 
 
 コストは189,620円(含税、手数料他)とかなり高いがルフトのマイレージがかなり溜まってきているのでOKです。行きは満席、帰りは空席が多少あった。スターアライアンスメンバー(マイレージの関係で)を前提とし、日本−ヴェローナ、日本−インスブルック、日本−ボルツァーノの3つのルートで、コスト・旅程比較検討を行った。同じルフトハンザで日本−インスブルックが189,460円と僅かに最安値だったが、レンタカーがインスブルックで借りるとイタリア・ヴェローナのそれよりも3万円ほど高くなり逆にコスト高になるのでパス。メンバーのオーストリア航空やスカンジナビア航空などは成田空港ルートしかない為自然とパス。日本を含めたアジア系は主要都市線しか無いため最初から対象外。
発券などはHIS本山の山崎さんにお願いしました。(←かなりお手数をおかけしました。ありがとうございます。)
 
 
レンタカー

ドライブ
 
AVISレンタカー   ヴェローナ・ヴィアフランカ空港で貸出返却
 
 
 コストは10日間計算で46,000円(各種保険付き、タイヤチェーン込み)。事前に円建てで支払いをする事で帰国後日本でのスキーライフに影響を与えないようにした。比較は1ユーロ138円計算でH社が66,000円、E社が56,000円、S社が60,000円であった。実際に空港のレンタカーカウンターに行くと聞いた事の無いレンタカー会社のブースがあったので、そこで借りられればもっと低コストのものもあったかもしれないが、せめてネット上で予約ができないと厳しいものがある。
 Avisの受付のおねーさんがこれまた色っぽいイタリア美人で、手続きよりも雑談していたかった・・・漢字(彼女にとっては東アジアの文字)のホンモノを初めてみたらしく大喜び・・・もっと話せばよかった・・・
 返却は、オフイスが開いていない時間帯のため、オフィスの窓に穴があけてあってそこに、鍵を投入して返却すればOK。とくにその分の手数料もなかったようだ。車は軽自動車並サイズでフィアットのパンダというやつだが、取説がオペルだったのでOEM製品なのだろうか?
 
 イタリアは、日本と逆の左ハンドル右走行。市内に行くと信号機がでてくるが、郊外などは信号の無い交差点やラウンドアバウト(ロータリー)が多い。スピードは老若男女ともオーバー気味だ。どこを走っていてもすぐ後ろにぴったりつかれて、車線をちょっとずらし「はよっ、行け!」アタックをかけてくる。ま、あせらなくても直線部でみんな抜いていってくれるが・・・せかっちなやつらだ・・・高速のアウトストラーダは、有料でヴェローナ北口からボルツァーノ北口まで8ユーロほどだった。
 さて、問題のスキー場近辺に道路事情だが、基本的に日本と同じと考えてもらえばいい。ただし日本みたく雪が解けて、それが凍った状態(白)というのは少ないようだ。乾燥しているので解けた雪の水分は蒸発してしまうようだ。道路にはかならず砂利を撒くのでそれがノーマルタイヤでも以外と効く。
 
 
コスト比較  
個人手配とイタリアスキー取り扱い業者とのコスト比較
 
 
 コスト比較は、旅行社各社だと、F社が約40万円台後半(純粋比較不可)、I社が約45万円の見積もり、個人(実績⇒航空券、宿泊費朝夜付、レンタカー代、ガソリン代、高速代)が29万6千円でした。金額的には個人が有利かな?と思います。が、ドロミテスキーエリアは広く、周り順になれていないと効率のよいコース攻めや隣のスキー場への滑り込みに苦労した(戻ってくるのに特に苦労する)ので、ここは熟練ガイドさんの助けを請うべきかなぁ〜??
 
 

 
◆◆◆関連サイトリンク◆◆◆
Plunger / Dolomiti Super Ski / AVIS / Lufthansa
 

 
 
 
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