◆ ヤス支線鉄道廃線 (Yass branch Disused Railtrail) シドニーからクルマで3時間半ほどヒューム・ハイウェイ(Hume Hwy)を走ると、ヤスという街に出る。 日本語で標記するとなんともしまらない感じだが、全体が整備された庭園のような綺麗な街で、新興住宅地の丘からの眺めは非常に美しいかったことを覚えている。 路線名は、ヤス支線というようだ。路線の開設時期は1892年4月20日で、廃止時期が1988年11月14日。最終運行が1988年10月29日と現地で入手したYass Portfolioという本に記載がある。この路線は1800年代半ばのシドニー・オールバリー間を走るメイン・サウス線の敷設計画において、地政学上の問題でヤスの街を回避する案が採用された為、住民の希望から支線を引き込んだらしい。 起点のヤスジャンクションから終点のヤスタウンまでで、総延長距離は4.4km。 駅はヤス・ジャンクション、オークヒル・クロッシング、シェル・サイディング、ノース・ヤス、ウィリアムズ・ゲート、モービル・サイディング、スクール・ゲーツ、ヤス・タウンと資料にはあるが、WEBにはさらに2つ程記載がある。この中で、駅という扱いは、ジャンクションとタウンの2つ、プラットフォームだけ?がノース。あとは定位置に停車するという形式をとっていたようです。 取り扱いは、旅客、貨物だったが、1958年5月18日を最後に旅客はバスへ変更。以後は廃止まで貨物路線として存続していたそうです。主要因は例によってモーターリゼーションの影響との事。日本と一緒ですねー。 参考資料:「Railway YASS Portfolio」「NSW Rail net」「google map」 ヤス支線鉄道の廃線 1 2 3 初回探訪日:2011年8月12日 初回掲載日:2011年8月24日 |
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