■南海電気鉄道 天王寺支線跡
 
■簡単スペック
総延長   2.4km
全線開通 1900年10月(明治33年)
廃止    1984年11月(昭和59年):天下茶屋−今池町
       1993年3月(平成5年)  :天王寺−今池町
撮影    2005年5月29日

 
◆路線マップ
 
◆天王寺支線  

南海電鉄天王寺支線は、全線複線で1900年から1984年にかけて天王寺駅から天下茶屋駅間の2.4kmを走っており、旧国鉄と南海電鉄との連絡線でもあったようです。1966年に新今宮駅(南海、JR)が開業すると支線扱いとなり、地下鉄堺筋線の計画により1984年に天下茶屋−今池町間が廃止となりました。今池町−天王寺間は1993年まで運行していましたが、地下鉄堺筋線が天下茶屋まで開通するのとほぼ同時に廃止となりました。

赤の点線が今回ターゲットの天王寺支線跡。飛田本通という駅が今池−天王寺間にでき旅客増大を目指したらしい。位置は推測。図中には記載していないが、阪堺線の松田駅近辺から平野線(南海)跡があるらしい。 天王寺駅西側の安部野橋から支線跡をみた写真。全線複線とあったがここから始まるようだ。下まで降りられないのが残念だ。
これも阿倍野橋からみたところ。フェンスで仕切られているが、架線柱をみると複線電化だった事がわかる。 もう一丁。ちなみに、右はJR大阪環状線なんだけどいろいろ走っているのでなんだかよくわからない。
写真中央から右方向にかけて寂れた架線柱が見える。もっと近づきたかったのだが列車が次々にきていて近づけませんでした。 前の写真の次にあるコンクリート製の架線柱。レールはここはもう無いようです。
廃線跡は駐車場になっていました。 もう一丁
R43線の延長?の道路を横切った先の写真。かつては踏み切りがあったのだろうけれど、その痕跡は一切ない。ちなみに、柵(中央)のある所が線路跡といいうけれどなんだかわからんね。 山王1丁目(北門近く)にあった廃線跡。道路の為に削られているが、コンクリートの変色部分によって築堤の感じがよくわかる。

◆天王寺支線  
 
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