◆ 簡単スペック
参考資料:「思い出の木曽森林鉄道」(郷土出版)、上松町誌ほか この路線は、蒸気機関車が導入された日本最初の森林鉄道であったそうだ。JR上松駅横の上松貯木場を起点に小川入御料林の北股沢(牛ケ淵)までの10.3kmを本線とし、ここで黒沢支線(3.9km)と分岐し赤沢へ向かう路線を南股支線(5.2km)としていたようだ。さらに、南股支線には下柿沢線(3.3km)、赤沢線(2.5km)、丸山沢線(4.5km)ほか、黒沢支線には小中尾支線(8.5km)、黒沢支線(5.6km)、白川支線(5.2km)ほかがあったと町誌に記載がある。いろいろな資料をみてみるともっと細かい作業軌道もあったようだ。 この路線はトンネルは無く、24基の橋梁を持っていたようだが、そのうち鋼鉄製のものは鬼淵・小田野・十王沢・鳥屋尾の4つで残りは木橋だったとあったが、小中尾の停車場にある鉄橋がカウントされていないのは時系列的なズレのせいか?停車場は、上松貯木場・上松・鬼淵・北野・藤久保・大畑・高倉・焼笹・小中尾の9つとなる。この路線は勾配がきついようで運材車などの引き上げは王滝線の16両にくらべ8両しかひけず赤沢まで時速12kmで1時間20分(下りは1時間ほど)の行程を3往復/日行っていたらしい。廃止の補足、「やまばと号」は1966年3月25日で終了。 ◆ 小川線 1 2 3 4 (鬼渕−焼笹) |
||||||||||
Page 1 |
@ 略図です。この小川線も沢山の支線をもっています。起点は上松の貯木場ですが王滝線で取り上げましたので割愛します。 | A 鬼渕の停車場跡。ここでスイッチバック(手前方向)して赤沢方面へ走っていました。前方は王滝線跡となります。 |
B 新鬼淵橋からみる小川線跡。左方向が赤沢です。 | C 木曽川と併走する小川線跡。 |
D 北野の停車場付近(たぶん通り越した)。完全な車道になっており何の面影もない。 | E 北野から赤沢方向をみる。 |
F レールモニュメントがあった・・・ | G 小田野鉄橋跡へ延びる軌道敷跡。手前が赤沢方向です。 |
H 夕暮れ時の小田野鉄橋。 | I 春の小野田鉄橋 |
J まだあるのですかね?この会社。鬼淵橋を建設した会社と同じです。 | K 雪が着いて夕暮れ時だと、随分寂しく感じる。 |
L 春の光の中を延びる鉄橋後半部分。 | M 雪解け水で小川も勢いがある。 |
N 雪の鉄橋 | O 冬場の小田野鉄橋遠景1 |
P 冬場の小田野鉄橋遠景2 | Q |
R 雪に埋もれた軌道敷、次の停車駅は藤久保〜! | S 新緑の中の軌道敷、赤沢方向を見ています。 |
Page 1 |
Index / Top |
Copy right 2007 Studio Nikudango. All rights reserved. |