海外の廃線 ”ニュージーランド北島の廃線”

 <第5回 テムズ廃線跡 ワイトア−テムズ間>
 
 この路線の名称はテムズ支線という名称になっており、起点は北島主線(Main North Line)沿線のハミルトンになる。現在ではこの路線は廃止されているがモリンズビル(Morrinsville)−ワイトア(Waitoa)間が Waitoa Industrial Line と呼ばれ、乳製品の搬出を行っている。
 
 この路線の営業開始、廃線時期に関しての情報は非常に乏しく、NZの歴史文書(WEB、博物館文書のコピー、口伝など)からは、1886年にテ・アロハ(Te Aroha)とオークランドと旅客がつながったという記載はあるが、全線開通だったのかどうかの記載が見つけられないのでよくわからない。1894年頃、温泉観光地であるテ・アロハの人気がなくなり、同時期に鉄道が廃止とあるが、それはテ・アロハだけなのか、テムズやパエロアなども含んだ全線なのか定かではない。なんにしろ英語がさっぱりだ。
 
 旅客駅としては、終点からThames、Kopu、Puriri、Paeroa、Te Aroha、Waitoa、Morrinsville、Ruakura、Hamilton EST、Hamilton Central、Hamilton となる。このうち Hamilton Central などは現在も運用されているので新しい物かもしれない。ちなみに、モリンズビルまでは貨物線で営業している。
 
 
 初回訪問日:2008年08月14日−16日
 初回掲載日:2008年08月23日
 最新更新日:2008年08月23日
 
 
 Thames Disused Railway   
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地図1 路線の全体図です。ハイウェイ26号線に沿った赤点線の部分 地図2 このページでは、起点の Waitoa からWaihou まで載せています。
@ この廃線の起点であるWaitoaに残るガーダ。 A 結構いいかんじの”廃”風情です。
B 増水した河川敷からみた鉄&木橋跡。橋台部分はオーストラリアやニュージーランドでよくみられる木製です。背後に見えるビルがワイトアの乳製品工場です。 C 接点部をみてみました。
D レールがはがされた軌道敷。 E ワイハウへ向けて延びる廃線跡。右手には今回の旅の友”日産サニー”くんが・・・(退屈してまっている)
F ストレートに進む廃線から、外れるハイウェイ26号線。 G ハイウェイの途中にあった休憩所に横に割堀がある。
H Thomas Rd から見た廃線敷。Waitoa 方向をみています。 I Hの反対側に残るコンクリ製アーチ橋。
J もう一丁!反対側から!! K Hの対面は半農場化している。右の柵が軌道敷を示している。
L ワイハウ村駅があったと勝手に推定した場所。軌道敷の前後関係からこの緑地部分が廃線敷と思われる。中央には広い場所もあるので、きっと・・・ M 農場をぶった切る軌道敷。
N Miles Rd からみたワイハウ方向の廃線敷 O テ・アロハ方向の廃線敷。中央の羊が鉄道の変わりに走ってます!
P 農場内に残る築堤跡。 Q Grattan Rd から見たワイハウ方向の廃線跡。バラストが残っているかと思ったが似た細かい石だった。
R Qの対面。 S 軌道跡部分のアスファルトが違うので、最近レール撤去だったのかもしれない。
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