<第1回 ハミルトン−ケンブリッジ廃線跡> ここ最近、海外旅行の目的がスキーなのか、廃線めぐりなのかわからなくなってきた!一応、今のところスキーにプライオリティーを置いているものの、鉄路や跡らしき物を見つけてしまうと、心が悩む・・・。過去においては海外スキーを目指して、目的地へ向かう道中に”廃”を発見!そしてトレースという形で偶然というスタンスだったが、グーグルマップや世界各国の道路マップをインターネット上で閲覧できるようになると、廃線情報がかなり確認できるので、狙って行けるようになる。特にグーグルマップの地図写真はとてもいい資料となる。 さて、今回はニュージーランド北島のほぼ中心地(地図的に)に位置するルアクラ(Ruakura)−ケンブリッジ(Cambridge)間の廃線をたどってまいりました。この路線は、i-site(観光局)や博物館の方の話からすると、ハミルトン支線やケンブリッジ鉄道と呼ばれ、旅客はハミルトン、オークランド、テ・アワムツ(Te Awamutu)に直通列車を、貨物はハントリー(Huntly)まで乳製品、羊毛などを輸送していたようです。 この路線の起工は1982年5月6日で、完成が84年10月1日、営業開始が10月8日、ハミルトンまで1時間以上かかっていたのが10分で着くようになり非常に重宝されたようです。しかし、日本と同じでモーターリゼーションから1949年9月9日に旅客廃止、1973年にはAの写真の位置にあったであろう駅舎が解体、さらに1999年緑地化整備で駅舎からハウタプ(Hautapu)までの路盤を撤去したようです。尚、貨物(主使用者は乳製品工場)はハウタプからハミルトンまで運用していましたが、1999年に廃止との事。 初回訪問日:2008年08月10日、13日、14日 初回掲載日:2008年08月22日 最新更新日:2008年08月22日 Ruakura - Cambriidge Disused Railway 1 2 3 4 |
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@ 簡単マップです。この支線にはケンブリッジ、マタンギ、ルアクラの3つの旅客駅があったようです。 | A ケンブリッジ駅の跡地。物流ヤードになっていましたが、当時の駅サインが保存されています。 |
B 緑地化された軌道跡。ケンブリッジ駅方向をみています。 | C ケンブリッジ駅を出た軌道跡は右に大きくカーブしていきます。右にはLe Koutu Lake公園があります。 |
D 軌道跡にあるガスパージ管。ガードが鉄道の物? | E 日本と同じでゲリラ豪雨が頻繁に起こるようになったそうです。その為、ぬかるみになった軌道跡。 |
F ハイウェイ1号線(ビクトリアロード)の横を走る軌道跡。この芝のあたりです。ケンブリッジ駅方向をみています。 | G 軌道跡を丸埋めにしたのでしょうか?ってことは掘り起こせばレールが出てくる? |
H ハミルトンへ向かう軌道跡。 | I らしき跡がしばらく続きます。 |
J 路盤は緑地化され郊外のHautapuまで続いています。 | K Jの対側でHautapu方向をみています。 |
L 当時からこんな綺麗な場所を通っていたのか? | M 多少、築堤跡が残っている。 |
N Hautapuに延びる路線跡。右にラグビーの練習場がみえます。 | O さらにつづき路線跡。 |
番外編1 1923年に作られた信号器で、現在は博物館に保全されています。 | 番外編2 ケンブリッジの協会。欧州のような煌びやかさはないものの綺麗な協会です。 |
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