◆ トランスピレネー線(ゴヤ鉄道)の廃線 (Ligne du transpyrénéen occidental ) フランスのポー(Pau)からスペインのカンフランク国際駅の町(Canfranc Estación)までの92.8kmをつないでいた国際鉄道で、現在ではポーからオロロン・サント・マリー(Oloron Sainte Marie)までしか運行しておらず、スペイン乗り入れは廃止となっている。つまりオロロン・サント・マリー(オロロンって!)からカンフランク国際駅跡までの57.9kmの鉄道廃線となっている。名称はピレネー山脈西部線だが、スペインの宮廷画家フランシスコ・デ・ゴヤの出生地がサラゴサ近くで、この路線がボルドー(フランス)-サラゴサ(スペイン)間の路線でもあった為「ゴヤ鉄道」とも呼ばれていたようだ。かなりムリがあると思うが・・・ この鉄道廃線との出会いは、2010年1月末に行った海外スキー・ピレネー遠征の際にフォルミガルというスキー場に行く為に通った道にハイライト1の様な石橋があり、かなり興奮したが、当時はいきなりで準備と時間が無く敢無く断念。いつかGWにでも行こうか?なんて思っていたが、どうしても行ってみたくて、この地を選んでしまった。結果、メインの海外スキーは雪不足でえらい目にあってしまった。もうどちらがメインの旅なのか?わからないっ。 尚、この路線の名称をはじめとしたスペックなどは、ネットでちょこちょこ落ちているものの、フランス語やスペイン語を翻訳すると意味不明な日本語になるので精度は保証できないので、あらかじめ断言しておく!(というか誰も見ないのに、こんな事書いて・・・) では、簡単にスペック的な事を書いてみる。開設は1883年で、駅は廃線部分だけでいうとオロロンから、ビド(Bidos)、リュルブ・サン・クリスト(Lurbe-Saint-Christau)、ベドゥー(Bedous)、レスクン・セット・エギュン(Lescun-Cette-Eygun)、エトー(Etsaut)、ユルドス(Urdos)、フォルジュ・ダベル(Forges d'Abel)、カンフランク国際駅の7つが確認できた。ほかにも小さな駅もあったかもしれない。廃線としては終点となるカンフランク国際駅の姿はとても美しく感動的! 取扱いは、旅客や貨物、第2次世界大戦時中は軍事輸送にも使用されたという記述がある。廃止はいろいろあって、第2次世界大戦中の1940年、1944年に休止、1948年に再開するものの、1970年3月27日に25%の斜面に停止していた貨物列車のブレーキが外れ、暴走し脱線事故を起こした際に鉄橋を破壊したようで、その復旧にコストがかかるとの事で廃止となったようだ。これに対して2015年にベドゥーまでの区間の再稼動が計画されているようです。 他のは、この路線は全線が1,500VDCの電化で単線で、ダスプ谷(Val d'Aspe)を沿ってピレネー山脈へ走っていく時に見える景色は非常に美しい。またトンネル7つ、橋は77つと廃線ファンには嬉しいボリュームを持っている。 参考資料:「Wiki Ligne de Pau à Canfranc」 初回探訪日 :2010年01月31日 2回目探訪日:2012年12月28日 初回掲載日 :2013年04月12日 |
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