ピレネー山脈スキー

ペハギドゥ ( Peyragudes )
 
 海外スキー2012/2013の5つ目というか最後は、ピレネー山脈フランスサイドのペハギドゥスキー場。フランス語でのスキー場名は、カタカナで正確に表記できないので、つっこまないでね!
 
 ここはフランス・ピレネーのスキーエリアに属しており、詳しくは過去のピレネースキーマップを参照して頂きたい。そのマップの灰色の6番(実際はもっと右)がこのスキー場であります。
 
 このスキー場はミディ・ピレネースキーエリアに属しており、近隣の大きな街でいうとバニェール・ド・リュション(Bagnères-de-Luchon)から西に進み、クルマで約20分で着く中型のスキー場。感覚的には栂池2つ弱ぐらいの規模です。欧州では中型に部類されるとおもいます。 
 
 ベースビレッジは2つありレザギュード(Les Agudes)とペルスールド(Peyresourde)から南つまりピレネー山脈方向へリフトが登っている構成で、例によってスタッツを見てみると、標高はトップが2,400mでベース部がどちらのビレッジも1,600m。リフトは総数が16基だが、チェアリフトは9基、サーフェイスリフトは7基で、ゴンドラ類は無い。コースは北斜面で上級が3本、中級が18本、初級が20本とやはり小さい。しかし例によって自己責任で好きに滑って良く、コース数は∞である。レザギュードサイドは南と北にわかれている。南の再奥にあるSerre Doumenge リフト沿いのコースは南エリアの各コースのベースになる為、滑るのも乗るのも混雑が激しい。しかし北エリアは広く長い中斜面が続き非常に滑りやすい。午後は下山ルートになるので、混雑するが、昼間まではとても快適、またペルスールドエリアは全体的にクネクネコースになるが横に大変広いので、こちらは終日快適!!
 
 景色は、スキー場トップから南側にピレネーの山々が広がり、距離感と山の形がなかなか綺麗である。しかし、レザギュードのベースから出ているCap de Palesリフト沿線のスキー場景も結構いい感じだ。急峻な谷や長すぎの一枚バーンの感じがワクワクした。
 
 雪質は、シーズンインの為か、しばらく降っていなようで、硬い!自分はオフピステ用の板をせっかく借りたのだが、スキル不足、脚力不足で回せなかった(涙)、岩場の間のカッチカチコースを滑っているピレネーっ子達をみてとてもうらやましかった~
 
 アクセスについてでは、時間は前述の通りだが、道路コンディションは除雪・融雪が完璧で、凍結部分も見られなかった。朝9:00に駐車場に着いたのだが、他にクルマはおらず、ストレスフリーな感じだった。誘導員がいて、「よう来たねー!」的な顔をしていた。ついでにスキー場メグラー的な事を言うと、周辺30分以内にスーパーバニェール(Superbagneres)とヴァル・ローラン(Val Louron)と栂池以上級が2つある。また1時間以内であれば、このエリア最大のサンラリー(Saint Lary)など4つほどスキー場がある。またどういうくくりかはわかりませんが、ここを含め計8つのスキー場でN'PYというグループを作っているようだ。
 
 リフトチケットは、ベース部に露骨にチケセンらしき建物があり、そこで簡単に購入できる。自分が並んだ窓口では、ピレネーギャルがどうやら外国語には抵抗があったようで、大騒ぎしていた。購入する時、「アンジェラ~、アジア人、英語、英語、替わって~!ギャー!!」ちょっと経ってからスロープマップをもらいに行った時「ギャー、また来たっ!アンジェラ~ 替わって、替わって!  え? スロープマップ? ハイっ」、リフト券を窓口横の自動返却器に返した際「アリガトゥ~」を何回か絶叫していた。 ちょっと笑ってしまった!!
 
 レストランは、レザギュードの読めないけどSANDWICHERIE La Terrasseという所でピッザを食べたが、なかなか美味しかった。完全な厚めのパン生地だが、カリカリ部が結構あり、またチーズとサーモンの甘さにアンチョビの辛味がなんとも良かった。まー周囲の目は結構集まったのでストレスがあったけどね~(子供がじっとこっちを見るんだよねー)
 
 宿泊は、この日を最後にピレネースキーが終わり、翌日にはモンサンミシェルに純粋観光を行かなければならず、スキー場から2時間の所にあるポー(PAU)のカンパニーレに泊まった。(翌日パリ行きの便に乗り遅れてしまったが・・・)
 
 
 
 ・スキー場写真集
 
 
 ・スキー場公式サイト
 ・スキー場トレイルマップ
 
 
 
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