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■ 南半球スキー場の選別
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8月に滑られるスキー場は、北半球には氷河スキーのスイス・イタリアが、サウジアラビア・中国の巨大屋内スキー場、非現実的な南アフリカ、いつかは行きたい南米チリ・アルゼンチンのアンデススキー、昨年行ったニュージーランドスキー、そしてサッカーW杯ドイツ大会で我が日本を破ったオーストラリアのスキーと選択肢はいろいろとあったが、今回はオーストラリアスキーを選んだ。
ではどうしてOZ(AUSSIE)スキーを選んだかと言うと、これまた難しい。結局航空券の値段とフライトスケジュールによる現地での行動時間から、NZ北島(オークランド)とOZのシドニー(NSW州のスキー場)とメルボルン(ビクトリア州のスキー場)をパラで検討していた。最近ではネットでエアーチケットのコスト比較が容易にできるので簡単だ! アシアナ航空(名古屋−ソウル経由−シドニー)を利用すると、行動時間・金額面で都合が良かった為、シドニールートからのOZスキーとなった。
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■ オーストラリアのスキー場
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オーストラリアにはタスマニア島にあるものも含めて15箇所ほどのスキー場があるようだが、ほとんどは東南の、首都キャンベラからメルボルン間のオーストラリアアルプス山脈(日本地図表記)にある。
エリア分けすると、アルプスの西南にホッサム(Hotham)やブラー(Mt.Buller)などがありメルボルンが起点となるエリアと、アルプス東のコジウスコ国立公園(Kosciuszko)に、今回行ったスレドボ(Thredbo)やペリッシャーブルー(Perisher
Blue)があるキャンベラを起点とするエリア(Snowy Mtn)に大別される。なんだか日本語がおかしい・・・
タスマニア島にもあるようだが特には、言及しない。このエリアには「くま’s倶楽部」さんのサイトにあるのでそちらを参照してほしい。
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■ スキー場拠点探し
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拠点を選ぶには最初迷ったが結果からするとジンダバイン(Jindabyne)を選択する以外にない。もちろんスキー場のビレッジという手もあったのだが、コスト的な面と両スキー場にアクセスという点で断念した。またクーマ(Cooma)では、スキー場に2時間半ぐらいかかるのでちと厳しい。
ジンダバインの街は小さいが、いろいろな施設が充実している。特にスキーショップや飲食店は豊富で美味しい所も結構ある。NZのクィーンズタウンよりも、こちらの方がスキーヤーにはいいだろう。
ちなみに、スキー場のビレッジ内、宿の値段はピーク時で安いクラスの宿5日間で750$AU〜1,250$AUだが、トイレやシャワーがシェア形式を採っている所が多いようだ。
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■ ジンダバイン滞在
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宿の条件として、部屋のトイレ、シャワー、TVのある所を中心に探した。部屋にTVを置かず、リビングに大きなTVや暖炉がありそれをお客さん同士で囲んで・・・というのは苦手なのだが、こういった方式が多いようだ。B&Bの為、朝食付きだったがいらないとリクエストしても無視されたので毎朝イライラしながら食した(笑)部屋は綺麗ですごしやすい雰囲気で宿の人はやたら笑っている大きなオージー老夫婦だった。金額は6
Nights で750$AUで調べた中では最安値の所、もっともTVなどを無い所を選べばもっと安くなっただろうし、実際番組が4局しかなく、そんなに面白い番組もなかったので無くてもよかったのかも・・・。
Sonnblick Lodge ⇒ sonlod@snowy.net.au
予約はこちらから(割引とか無し)⇒ ski.com AU 宿のページ
スキー場やビレッジまでの道路の積雪状況は毎回懸念事項のひとつだ。これはレンタカーで雪用タイヤ仕様を扱っていない国の場合、常に気にしている。(だって面倒だから)しかし2006年度は暖冬らしく雪不足はスキー場の運営に影響がでる程でそんな心配は無用だった。ちなみに、ジンダバインでは積雪がここ3年で1度しかなかったとスレドボ・ジンダバイン営業所の人が言っていました。万が一の時は、この街のHIREショップ(スキー、ボード等レンタルショップ)やスタンドでチェーンレンタルを扱っているので、レンタカーで最初からオプションを入れておかなくてもOKです。
余談!ジンダバインで美味しいなぁ〜と感心したのが下の写真右の店。タイ・グリーンカレーやマルゲリータピッザが出てきたけれどいづれもGoodでした。富士通で「えいごの先生」してたというウェイトレス(若いかどうかはよくわからない)もいました。店名はGbar
Restaurant でジンダバインのビジターセンターの無いほうの飲食店街にあります。
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■ アクセス&レンタカー
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ジンダバインもしくはスキー場までのアクセス方法は、鉄道は全く不可でツアーバスがシドニーやキャンベラから出ているようですが、自分がレンタカー派なのでよくわかりません。
車だとシドニーからジンダバインまで日本の感覚で飛ばして約5〜6時間で往復1,200kmほど、そんなに景色も良いわけでもなく荒野がつづく・・・だが夜間早朝の運転は気をつけなければならない。カンガルーやタスマニアンデビルなどの大型の動物がクルマの光に向かってくる習性があるらしく道路に傍らに、その死体が放置されていた。
尚、この事からなのかどうかはわからないが、レンタカー会社によってはこの地区への乗り入れを禁止している所もあるので事前にチェックが必要だ。(06年度は
Hertz と Budget はダメでした。)
今回はシドニー空港にカウンターを持つRed Spotでクルマを借りた。事前にネットで予約した訳だが、空港にはHertz、Avis、Budget、Delta Europcar、Thrifty、Red Spot の6社がある。コストは8日間で一番高価な所が939$AUで
Red Spot が631$AUでしかも、ここはナビ付きでこの料金。(同車種で比較)※ナビはシドニーを走る際に必要と思われる、自分は地図見てではちょっと走れないなぁ〜と思いました。
道路状況は都市部以外は渋滞も無く割りと快適ですがガソリンスタンドが街ごとにしかないので燃料メーターで半分をきったら補給するように注意しました。ガソリン種はUnleadで1リットル当たり1.37$AU〜1.48$AU程で、各国と同じく都市部に行くほど安くなる傾向にあるようです。ちなみに寄ったスタンドは全部セルフでした。
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■ 日程&予算
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日程は別ページを参照してほしいのですが、雪不足と1日のスキーにリフト代と国立公園入場料で113$AUもかかったので、ジンダバインでの宿泊を一日キャンセルしシドニー観光にあてがいました。
コストでは宿・レンタカーは既に述べたので航空券について言うとシンガポール航空(192,340円)、カンタス航空(167,810円)、アシアナ航空(144,150円)の中からアシアナのビジネスクラスが253,150円で乗れるという破格な値段の話があったのでそれに飛びついてしまいました。今回はHIS豊田営業所の千葉さんに手配いただきました、ありがとうございました。
※経由地の税金、サーチャージが航空会社によって異なるので例え航空券が安くても総額が高くなる場合があるので注意が必要です。
総額では食・住・券・車・燃料・ほか併せて、40万3千円ほどだった(土産代別)が、今回はこの地方のスキーツアーを扱っている旅行社がなかったので比較もなにもなかったのですが、どうだったのでしょう・・・。
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