■フランス・ジュラ地方の廃線 (フォートクリューズ・コローニュ − ディボンヌ・レ・バン)
 
 この路線はフランスのローヌ・アルプ県にある鉄道廃線で、ジュラ山脈とジュネーヴ・レマン湖に挟まれた丘陵地を主に走っていた路線。起点はベルガルド・シュル・ヴァルスリーヌ(legarde sur Valserine)からスイスのジュネーヴまで乗り入れているフランス国鉄の営業線にフォートクリューズ・コローニュ(Fort l'ecluse collonges)という廃駅がありそこから、ディボンヌ・レ・バン(Divonne les Bains)までの約30kmの路線。この間がレールや駅舎などの遺構が多く残っており、各種地図には路線図が残っている。グーグルマップを見ているとディボンヌから先はスイス・ニヨン(Nyon)駅まで廃線敷跡が見えるが、路線図は無いのでかなり前に廃止されたようだ。
 
 この路線の事を調べようとしても、まったく情報が拾えないのでグーグルマップでしか判断できないが、スイスまで乗り入れている時代は、工場への引込み線跡があるので、大型の貨物輸送も行っていたようだが、フランス側の路線は引込み線など無いため旅客や小型貨物が主だったのかもしれない。
 
 また、フォートクリューズはフォートスロイスという山岳城砦(夏季のみ開館)があるので、そこへの観光客などを運んでいたのだろう。この路線に関してはとにかく情報が無い。こまったものだ・・・
 
 
 参考資料:「google map」
 
 
 フランス・ジュラ地方の廃線       
 
 初回探訪日:2009年12月26日、2010年1月4日
 初回掲載日:2010年5月23日
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@ 簡単マップです。赤点線が今回対象に区間。緑点線はレールなどは残っていない区間。 A フォートクリューズ・コローニュ駅構内をみた図です。駅舎側の2線は営業線です。手前側2線が廃線にあたります。起点側をみています。
B 貨物ヤード部を拡大 C 別角度から、廃線軌道が営業線を併走しています。この先カーブの向こうまで続いているようです。
D 駅構内の別角度 E 駅舎
F 左に分岐し上昇・カーブしていく廃線。ディボンヌ方向をみています。 G Fの先はしばらく山の中を走っており、車でアクセスできない。撮影点はイル通りという農道から!ディボンヌ方向をみています。
H この道路D884線は2006年度のGPSソフト(地図)に記載が無い。なのに、コンクリ製の立派な鉄道橋があるという事は、廃線になってからそんなに経っていないのだろう・・・ I プニー道路を横切る廃線の踏み切り跡。ディボンヌ方向をみています。欧州でよくみられる遮断機があります。
J Iの写真の位置から起点側をみています。 K サン・ジャン・ゴンヴィル駅(Saint-Jean-de-Gonville)跡です。今は民家になっているようです。ホームが結構低いです。MとNの手前にもうひとつペロン駅があったようですが、事前準備が悪く見逃してしまいました。また後日行くのでその時に補完します。
L Kの位置からディボンヌ方向をみた図。 M 駅舎の対面にあった建物。貨物関係??
N 駅前の駐車場やヤードだったのでしょうか?開けた場所があり、そこのは貨物用と思われるホーム跡もありました。 O サン・ジャン・ゴンヴィルの村の様子。背後がジュラ山脈ですが雪雲で見えませんね!
P 村の踏み切りから駅舎方向をみた図。なんだか廃線チックです。う〜ん!! Q 廃線は次のトワリー駅(Thoiry)に向かっています。
番外編1 D1206号道路からみるフォートスロイス城砦跡。山麓と中腹に要塞があります。 番外編2 ここは紀元前の帝政ローマ時代から軍事・交通の要所として使われていたそうです。建物は当時からのものかどうかは不明。
番外編3 中腹の城砦跡。今でも夏場は登れるようですが・・・ 番外編4 中腹の城砦跡を別角度でみてみました。
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フランス・ジュラ地方の廃線       




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