世界の廃線 ドイツ・エーディングの廃線

 2008/2009の年末年始の休みは、欧州は音楽大国のオーストリアにスキーに来ていたが、欧州の出入りをドイツ・ミュンヘンにしていたので、グーグルを使って近辺の廃線跡をさぐっていたら、らしき物があった。そこでドライブも兼ねて探訪してみた。結果おもしろい遺構は特になかったが、あぁここを通っていたのだなぁ〜というような所がいくつかあった。
 
 まずロケーションから、エーディング(Erding、エアディング、エルディングと色々カタカナ表示がある)は、バイエルン州に属し、州都ミュンヘンから西北40kmに位置し、クルマで1時間弱の所にあるこじんまりとした街。自分はミュンヘンの空港近くのハルバーグモースに滞在しており、そこからは約10分ぐらいの所にあります。この近くには大規模で日本でも割りと知られている浴場施設のテルメがあるそうだ。なんでも男女素っ裸らしいが・・・(もっと元気な時に知っていれば・・・)
 
 さて海外の廃線は例によって、廃止背景などさっぱりわからないので、ドイツ国鉄とエーディング観光局に、この路線について問い合わせをしているが、なかなか返事が来ない。こういった類の質問を受け付けていないのか、わからないのか、それとも自分のなんちゃって英語が意味不明になっているのか・・・
 
 よくよく考えてみると廃線かどうかもあやしい感じがする。グーグルマップの写真からすると、営業線から路盤がカーブして出ている様子。川の両端に道路がないのに橋がある。といった点から廃線ではないだろうか?と思ったのがきっかけ!路線をトレースしていくと、工場エリア・ダム・発電所が繋がっているので貨物営業だったのではないだろうか?しかも、営業線の現Erding駅の駐車場がヤードになっており、荷物積み替えだったのかもしれない。実は、トレースしていくと日本の林鉄のようなレール跡があるので、そう思ったのだが・・・ま、真実はわからない。
 
 
 エーディングの廃線   
 
 初回探訪日:2009/01/03
 初回掲載日:2009/04/25
 
 
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@ 簡単マップです。問題がありそうですが、載せてしまいました。 A アルトナーディング駅(営業線)です。エーディング方向です。
B Aの先に、分岐軌道のような感じの道があります。 C Bのエーディング方向を見た図。
D アルトナーディング駅の駐車所の脇を走る廃線跡。 E カーブがあやしい!
F ミュンヘナー通をクロスしていた廃線跡。 G この道路を横切っている舗装部分が廃線と推測。道路の向こうで右にカーブしていく。中央の建物のあたりで左にも分岐線があったようだ。その先は温泉「テルメ」の施設がある。
H 道路左の雑木林が築堤跡。(っぽい) I ツム・ローフェルト道路左横を走る築堤跡。
J Iの反対。 K Jの周辺にレールがある。レールのサイズから軽便だったのかもしれない。
L 工場跡へ伸びていく廃線跡。 M 写真右から中央方向へ軌道跡が伸びる。柵は全てレール。
N Mを別角度で! O 柵に転用されているレール。
P Nの先から起点方向をみた図。 Q この藪の部分が築堤っぽくなっているが・・・
R Lのあたりからアウフキルヒェ方向へ分岐した廃線跡。(農道の左横) S アウフキルヒェの村を走る廃線跡。ここは農道がそれのようだ。

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エーディングの廃線   
 

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