◆ バクリアニ　（Bakuriani）   　このスキー場は首都トビリシ（თბილისი）から約3時間の位置にあり、ほぼ中央にあるボルジョビ（ბორჯომი）のやや南に位置する。　スペックを見てみると、標高はトップが公称2,672m※だが、実質は2,225m、ベースは1,626mで、リフトはチェアリフト5基、ゴンドラ1基、山岳列車1基、サーフェイス11基、総滑走距離は17kmで、初級7km、中級6km、上級4kmとなっている。　と、一見なかなかのスペックであるが、山岳列車やゴンドラなど半分は運営する能力が無いようでやっていないから行ってみるとカタログスペックの実力は全くない。　　※スロープマップだと2,702m   　エリアはマップ上だと4つに分かれている。一つ目はTwenty-Fives と Bakuriani という半分廃墟のようなリゾートビレッジの横にありＴバーやＪバーなどのサーフェイスリフトが5、6本あり200mぐらいのコースが扇状に広がっている。2つ目はコッタ（Kokhta）エリアでトップは2,155mでスキー場一の急斜面がある。3つ目はコッタを囲むようにミタルビ（Mitarbi）、タタラ（Tatra）をベースにしたエリアで現在の所ゲレンデ最高ポイント2,269mがある。行った時は山頂部とタタラ側の約60%がクローズ。最後にこれは良くわからないが2014年に整備が完了していると資料にあるが、今回行った時には運転していなかったディドベリ（Didveli）で、一応ゲレンデトップが2,672m / 2,702mとなっている。最高部にはフニキュラー（山岳列車）で登るのでかなり本格的な設備なのだがジョージアを旅行した時のイメージだと、トビリシなどの街中ならともかく、リゾートビレッジが廃墟に近い状態を考えると、スキル・コスト共に運用が間に合っていないのかもしれない。　コッタのベースでチケセンのおねーさん？に「今日だけクローズ？」と聞いたら「ずっと・・・」みたいな答えだったのだが、さて・・・情報がなかなか無いので正確な所は、良くわからない。   　景色は今回残念ながら曇りだったのでなんとも言えないが、森林限界型ではないので日本に近い景色だったように感じる。岐阜や新潟の雰囲気かな！？　無論ディドベリの最高点からの景色を見ていないので何とも言えないが・・・   　ゲレ食では、採れる所が非常に少ない。幸いにしてコッタエリアには中腹下にレストランがあった。ここで食べたマッシュルームスープが絶妙なおいしさだったが、なんせ喫煙天国の国なので、レストラン内が臭くてたまらない・・・     コースは結果からすれば、日程をやりくりしてメスティアのスキー場へ行けば良かったなぁ～と後悔するレベル。全コースオープンしていたらどうかわからないが、少なくとも2月末で雪が少なくクローズしている所が多すぎて話にならない。コッタエリアのコッタゴラ1コースは上部は雪がついていたが、下部がカリカリだったので膝イタの自分にはちょっとキツカッタが、なかなか楽しめた。   　これ以外は林間コースばっかり。またここからミタルビエリアへ滑り込む事はできない。スロープマップでは中腹からコッタ・ミタルビコースとやらがあるが、そんなコースなんか設置されていない。将来構想だろうか？　アクセスするにはこのゲレンデトップからゴラ2コースへ行き途中で左にクロカンコースみたいなのがありそこを進むのだが、登りがあり30分ぐらいかかる。戻ってくる事は可能。   　アクセスは、今回はレンタカーを考えたものの、トビリシ市内の交通動画を見た感じだと、とても運転できないと断念した東南アジアと同じ感覚だったので、シャトルサービルを検討。ホテルや現地旅行社と連絡を取り比較検討したところトビリシ企画の渡辺さんに運転手＋シャトルサービスを手配してもらった。※ホテルや現地旅行社よりは随分と安かったです。ありがとうございました。　   　道中は朝着便だったのでほとんど寝ていたのであまり記憶にないが、ムツヘタ手前（スキー場側）の高速道路の北に広がっている荒野の大地景は非常に雄大で良い眺めだった。　約3、4時間の行程。　尚、途中休憩をお願いしたが、ガソリンスタンドのトイレしかなく、トルコ式と洋式がある。様式はそれなりに綺麗な所もあるが、やはり除菌シートとトイレットペーパーが必要だった。ホテルは貸してくれない。           ・スキー場写真集（4Travel旅行記ページへ）     　・トビリシ企画     　・バクリアニスキー場公式サイト   ・バクリアニスキー場トレイルマップ       　このページの上部へ戻る
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