オーストリアスキー 海外のスキー場:メルターラーグレッチャースキー場

◆ メルターラーグレッチャー ( Mölltaler Gletscher )
 
 
2017/2018年末年始欧州スキー Day1 はオーストリアのメルターラーグレッチャーに来た。
 
 古都ザルツブルグからクルマで南に約3時間の位置にあるケルンテン州(Kärnten、現地の人の発音だとカンテン)のスキーエリア西部にあり、このエリア唯一の標高3,000m級スキー場。 ザルツブルグ州との境になっているが、まぁ、こう書いていてもさっぱりで、グロースクロックナー山岳道路の近くにある!と言ったほうがまだ通じるのかもしれない。
 
オーストリアスキーマップ スキー場のスペックは諸説あるが、自分が愛読しているADAC Ski Guide 2011版によると、ゲレンデトップが3,122m、ベース部2,200m、総滑走距離が53kmと欧州では中型部類になる。 索道は山岳列車1基、ゴンドラ1基、チェアリフト4基、サーフェイスリフト2基とやや規模が小さい。 スキーエリアはシャレック(Schareck 3,122m)を起点とする氷河エリア(Gletscher)と湖エリア、山岳列車山頂駅エリアと3つある。(勝手に命名しているのでオフィシャルではありません。) 氷河エリアは、そのまま氷河の上がコースになっていて北面にある2,700m から 3,122m のエリアに幅が約200mほどの一枚バーンの構成。なかなか洒落たスロープだ。
 
  景色はスキー場が小さいので変化が少なく3つのエリア分の景色しかみられないが残念。氷河エリアはゲレンデトップに行くとスキー場の裏側(北東)のさらに氷河+雪山連山の絶景が広がる。また湖エリアサイドも険しい形の山のワイドな景色が展開されてなかなかの絶景である。 湖エリアの山頂Kleinzirknizscharte 2,726m へ行くと、対面に氷河エリアが来てこちらもなかなかの景色。 ベース部になる山頂駅エリアは、フェルト湖方向に自分の好きな形の山があって、侮れない景色があった。
 
氷河コース  滑った感じでは、中斜面がほとんどでテクニカルなコースは無い。 唯一湖エリアのリフト沿いのピステコースが急斜面で絞り捩りがあるぐらい。 パウダーランは氷河エリアのリフトの下から見て左が150m幅で1,000mほど、湖エリアのリフト左右700mぐらい。
 
 氷河エリアはスキーの板の形がしっかり付くタイプの新雪で自分のスキルだと結構キツイ。 湖エリア側はそこそこパウダーっぽく浮遊感もある雪だったので、楽しかった。 尚、スロープの圧雪は下手で、圧雪と圧雪の間の段差が結構高い。まぁ全体的に小さいので1日あれば余裕で楽しめる。
 
  ゲレ食は3つのエリアの交点で、ゴンドラ山頂駅にあるレストランがカフェテリア式で、シュニッツェルなどは結構美味しかった。また今時なのでWifiも使えたりしてなかなかユーザーの心をつかむのがうまい。
 
氷河スキー  アクセスは、田舎のリゾートだけあってややストレスがかかる。まず入口はナビがなければ見落としていたような感じの案内しかなく、農村部の狭い山道を登るので、本当にこの道であっているのか?と不安安になる。 とどめはスキー場のシャトルバスと対すると、馴れていない右側通行もあって結構ビビる! 除雪は完璧に行われていたが、冬用タイヤ装備の無いイタリアのレンタカーだと、ちょっと無理。
 
 
  宿泊について、起点となるスキー場山岳列車山麓駅にビレッジが無いので、当然宿もないが、少し行った所にガストホフ(民宿)がある。自分は知人の名言「限りある人生いろいろな旅をしたい!」に則っているので、このクラスのスキー場なら1日、宿は日替わりとしている。なので前泊は約1時間離れたシュピッタル アン・デア ドラウ(Spittal an der Drau)の街にあったオテルエリート、後泊は隣のスキー場アンコゲルに近いマルニッツ(Mallnitz)のペンションエーデルワイスに泊まった。どちらも甲乙つけ難いほど良い宿で、後者はラストイヤー日だったのもあって夕食パーティーではいろいろな国の人と話ができてなかなか楽しかった。
 
 

 

 
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 ・メルターラーグレッチャー公式サイト
  メルターラーグレッチャーレイルマップ
 
 
 
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