オーストラリアスキー ペリッシャースキー 南半球でもスキーをしよう!

◆ ペリッシャー ( Perisher )
  
 2016 オーストラリアスキーは南半球最大の滑走面積を持つペリッシャースキーリゾート。
  
 昨年2015年の夏にもこの界隈に来ていたのですが、天候の為、行けず、2006年以来2度目の来訪となった。
 
 先に、この地の説明をすると、スノーウィーマウンテンズと呼ばれるニューサウスウェールズ州にあるスノーエリアで、北からセールウェン(Selwyn)、シャーロットパス(Charlotte Pass)、ペリッシャー(Perisher)、スレドボ(Thredbo)の4つのアルペンスキー場がある。この内セールウェンは規模・コスト面からも日本からわざわざ行く規模ではない。グーグルマップなどで探す場合には、コジオスコ国立公園(Kosciuszko National Park)を目印に探すと早いかもしれない。
 
 今回滑ったペリッシャースキー場。 以前行った時は、ペリッシャーブルーという名だったが、知らない内に変えたようだ。理由はわざわざ聞いてこなかったので、知らない。
 
 昔も書いていると思うが、ここでスキー場のスペックを! 標高はトップがペリッシャー山が2,034mで、トレイルマップには、オーストラリアのスキー場のペアリフト降場の中では最も高い!と書いてある。 ちなみに、隣のスレドボはトップが2,037mでTバーリフトで、これが最も高いなどと書いてあったりする。負けず嫌いである。  他にも裏ペリッシャー山が2,014m、ブルーカウ山が1,994mなどがある。 ベースは一番低い所は、ガッサガの1640mだが、メインとなるペリッシャービレッジが1,720mとなる。 まぁ、なかなかの高地!
 
 スキーエリアは、公式かどうか不明だが、トレイルマップにあるグループリストからすると、ペリッシャーバレー、スミギンホールズ(Smiggin Holes)、ブルーカウ(Blue Cow)、ガッサガ(Guthega)の4つになる。コース面積で言うと栂池の約1.5倍だ。だが、こちらはスキー場管理区域内であれば好きに滑って良いので実際は3倍ぐらいはありそうだ。(諸説あります。) 
 
 索道はゴンドラ・ロープウェイは無く、チェアリフトが15基、サーフェイスリフト(Tバー、Jバー等)が28基ある。また別に、スキーチューブという日本の熊谷組が建設した地下鉄が走っている。   ※スキーチューブは隣のスレドボスキー場の客をかっさらう為、スレドボビレッジのちょっと手前にバルロックフラット駅があり、そこからペリッシャー駅、中腹のブルーカウ駅までを繋いでいる。スキーパスだけでは乗車できない。
 

 費用という面では、かなりかかる。まず国立公園の入場料(冬のみ)で、有人ゲートで27ドル徴収。これは除雪などの道路維持費、ノルディックコース整備代にあてがわれています。そしてリフト券代、1日券が135ドル、この時のレートで日本の約2倍です。 さらにタイヤチェーンレンタル代、自分はジンダバインのBPレンタルという所で借りたのですが、日当たり9ドル。 1日スキーをするのに合計171ドル(約13,500円)もかかります!!なかなか厳しいですね!!これはこの国のどこのスキー場に行っても同じ事が起こります。
 
 ここで注意点。当日リフト券購入は並びます。自分は月曜日の9:30頃並び10:10頃にやっと購入できましたので、前日にペリッシャービレッジ入りしている人は、前日夕方までに、チケセンまたはホテルで、前日にジンダバイン入りしている人は、ナゲッツクロッシングショッピングセンター1Fにオフィスがある18:00ぐらいまでだったら空いているので、事前にリフトパスを購入しておくと良い。※WEBでチケットを予約購入された方は、当日優先窓口があるので、係の人にアピールする事!
 
 滑る楽しさで言うと、コースのほとんどが広くそして緩斜面、中斜面なので、ファミリーや初中級者向けのコース設定。上級コースが設置してあるものの、Olmpic T-Bar 下やRidge Quad Chair 下は、長野県白馬コルチナのコースの方がよっぽどか怖い。 しかしユーカリ林(?)などオーストラリア固有樹の間を滑るツリースキーやVistaやShifty'sなどにある岩場間を滑るのは中級者でも可能なコースレイアウトなので、楽しい~! が広がるスキー場。 またレッドブル、スバル、ソニーなどが手掛けているパークもあり、自分が行った時は藤森由香選手とその一党が居て、びっくり! 実物、顔ちっちゃくて、めちゃくちゃカワイイ!
 
 景色で言うと、隣のニュージーランド南島のスキー場でみられるような幻想的な景色は無い。強いて言うならばガッサガ、ブルーカウサイドから北西に広がる山脈景色ぐらいだろうか・・・ 帰りにジンダバイン湖とその周辺荒野との景色の方が断然良いような感はある。
 
 アクセスはシドニー空港からレンタカーで、キャンベラ、クーマ、ジンダバインを起点、そしてスキー場という感じです。空港から拠点となるジンダバインまで、昼食休憩入れて約5~7時間のドライブです。スピード違反の取り締まりが、かなりありますのでご注意を! 過去行かれた方はクーマの入口にオービスがあるのでびっくりするかもしれません。
 
 ジンダバインからスキー場までのアクセスは2つあり、ひとつは前述のスキーチューブを利用ですが、こちらもさらに料金がかかり、かつ便が少ないので、あまりおススメはしません。が、クルマでタイヤチェーンをはめるぐらいならお金で解決!という方はこちらをおススメします。 で、もうひとつは、コジオスコ道路を道に沿って約40分ぐらいのドライブです。 こちらのスキー場はやはりデカイのでその分、お客さんも多く道路はカーチェイス気味になりますので、頑張りましょう!
 
 景色もさほどなので、あまり楽しいドライブではないと思います。また隣のスレドボに比べ積雪路になる確率が高く、その分チェーン装着指示が出される頻度が多いですね。 (2WD車はタイヤチェーンの携帯が義務つけられています。シドニーやキャンベラで借りるレンタカーはスタッドレスタイヤ装備車はありません。チェーンの装着判断は、途中途中にチェーン装着所(BAY)があり、その手前で電光掲示板が出て「Chain NOW!」とドストレートに出ている。誘導&チェックスタッフも出ているが、装着サービスは基本やっていない。) 
 
 ステイは、一般人ならやはりジンダバインになると思います。リゾート周辺だと、最低でも1泊3、4万円します。ジンダバインなら衣食住遊観とそろっていますので、また宿もロッジだと1泊1万前後からあります。モーテルだと1万5千円~ですかね・・・ それにしても高い・・・ クーマまで行くと、5000円代からありますね。遠いか・・・
 
 
  
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