スイス スキー グラシエ3000

◆ グラシエ3000 / グシュタード ( Glacier 3000 / Gstaad )
 
 
総滑走距離495kmを誇るグシュタードスキーエリアの最南端に位置し、エリアでダントツの標高を誇るグレシャール3000スキー場に行ってきた。 2016/2017の年末年始スキーも昨年同様、雪不足でとても辛いスキーになった。 ここ近年、何しに来ているかわからなくなってきた。
 
 このスキー場を語るにはまずグシュタードスキー場を先に述べないといけない。廃刊になったドイツのスキーガイド誌「ADAC2011」によると、このグシュタードは隣村のザーンネンラント(Saanenland)と一大スキーエリアを形成しており、スイス・ベルン州の高地を意味するベルナーオーバーラント(Berner Oberland)にある。  この一大スキーエリアはグシュタード、シャトーデー(Chateau-d'Oex)、レラーリ(Rellerli)、ルージュモン(Rougemont)、ヴァッサングラート(Wasserngrat)、ヴィスピレ(Wispile)、ツヴァイジンメン(Zweisimmen)、そしてグラシエ3000の8つの小スキー場で構成されている。 まぁ、志賀高原みたいなものだ。 全体は1,000m-2,100mぐらいの標高の所にスキー場が点在しており、各スキー場が滑り込めるように接続はされていない。専らシャトルバスでのアクセスになる。これをひとつのスキー場というのだから、スイスの人は結構ざっくりな感じなのかもしれない。 ツヴァイジンメンからグラシエ3000まで行こうとしたら、クルマで55分走らないと滑られない。これをひとつのスキー場と言うとは・・・  ちなみに、12月末に行った時は、グレシャール3000以外は雪が全くなくオープンしていなかった。
 
 そのグラシエだが、名前の通り、コースが氷河の上に置かれ、標高3,016mの所に広く平らなゲレンデが広がっている。ベースも1,350mとなかなかの高地だ。 リフトはゴンドラ3基、チェアリフトが3基、T/Jバーが4基ある。 コースは今回オープンしていた山頂氷河エリアのみなので、約20km弱だったと思う。ただし海外なので、コース外も滑られるのでもっと広い! ただし、全体的に緩やかで、広く平らな所が延々と続くので、どこを滑っても一緒のような感覚があり、あまり面白味を感じない。まぁ3,000m級を滑ったという達成感はあるが・・・ あと、ちょっと面倒なのが、帰りはロープウェイ乗場へリフトで戻る訳だが、この乗場がコースよりも上に位置しているので、ちょっと登らないといけない。なんでこんなレイアウトにするかなぁ~と言った感じ。
 
 景色は、氷河エリアから東から南面を見ると、日本では見られない切り立った山の景色が見えてなかなかの迫力、また南には日本でも有名なベルビュースキー場やフランスのモンブランが見えたりする。このスキー場には、氷河エリアにアクセスするロープウェイの山頂駅からその対面に出ている岩山に展望台が設けてあり、そこから見える北面の山景が圧倒的だが、残念ながら雪が無いので、茶色の山景でちょっとがっかりした。
 
 アクセスは、ジュネーブ空港レンタカー駐車場から、130kmほどで、こちらの速度では1時間45分ぐらいで到着する事ができる。今回は、スキー場からクルマで7分のオルモン・デジュ(Ormont Dessus)に泊まりアクセスしたが、道中はやや細いモノのストレスを感じない。ジュネーブからはエーグル(Aigle)経由になるが、大凡広い山道(一部村の中は細い)なので、こちらもストレスを感じない。※今回はとても暖かかったので、凍結路すらありませんでした。
 
 宿泊したのは、オルモン・デジェのル・シャモア・スイス・クォリティーホテル。 ダブルルームでベッドがしっかりしていたので、とても眠りやすく、村も小さく静かだったので、良い休暇!というイメージだった。 本来なら、この村からもグシュタード・グラシエ3000とは別のスキー場レジャブルヘ(Les Diablerets)やVioz Mazots というスキー場へリフトが出ており、そこも滑る予定だったが、こちらは2,000m台のスキー場なので、無残レベルの状態だった。

 
 後述:グラシエ3000がグシュタードのスキー場になっているものの、他のグシュタードのスキー場とは孤立した位置にあり、どちらかというと、レジャブルヘやメイヘレ(Meilleret)などのスキーエリアに属するような位置関係にある。何故だろう?? 宿に人に聞いてみたが、自分の語学力では ? な感じの顔になっていた。
 
 
 

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 ・グラシエ3000公式サイト
  グラシエ3000レイルマップ
 
 
 
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