◆ ピーラ ( Pila )
 
 
海外スキー2016/2017の3日目は、メインスキー場だったスイスのヴェルビエが雪不足で散々だったので、Snow Forcast.com で、滞在しているマッテニー(Martigny)周辺でどこか積雪が多い所が無いか調べたら、フランスのアルプデュエズ(Alpe d'Huez)が150cm、今回行ったピーラが200cm だった。 なので、ヴェルビエで滑走予定3日の内、2日をキャンセルして急遽、レンタカーで2~3時間で済むピーラを選択。 ルート調査、宿の突発手配をしながら予定変更した。 ※アルプデュエズだと5~6時間。
 
 こういった変更は、ここ15年ぐらいでいつも起こっている。年末年始に雪が降らなくなっているからだ! 地球温暖化影響なのだろう・・・  がしかし、昔に比べ前述の天気サイトやホテルサイト、グーグルマップなどが非常に整備されてきている昨今、急な変更でもストレス無く行動できるのは、良い時代になったとも言える。
 あと、ちょっとしたプチ自慢だと、こんな事ができてしまう自分がス〇イ!! って言ったらアカンか・・・(照) と、言う訳でイタリアのピーラスキー場へ行ってきました。
 
 このスキー場は2005/2006の年末年始にも行っていて、自分の方針である「限りある人生、いろいろなスキー場で滑りたい!」には抵触するものの、過去のアオスタのイメージが良かったので、そんなにガッカリ感なく楽しむ事ができた。 そういえば当時も雪不足だったなぁ・・・
 
 まずスキー場のスペックだが、ゲレンデトップは2,750mで、ベース部は1,450m、というなかなかの条件。総滑走距離は70km と肉団子の欧州基準では中型に当たる、初級8km、中級52km、上級10kmとカタログスペックがあるが、例によって自己責任でどこでも滑って良しなんので、もっと広く感じる。 索道関係はゴンドラ・ロープウェイは2基、チェアリフトは8基、サーフェイスリフト(Tバーとか)が4基。
 
 滑った感じからすると、200cmの積雪はそれなりだが、無い所はやっぱりない。特に1800m以下は石ゴロゴロなので、板の裏が非常に気になる。 コースは、ゲレンデトップからは27番のPlatta de Grevon コースが2.8kmで上級コース扱いになっているが、斜度が32、3度ぐらいで柔らかい雪もありそれほどキツくなく楽しく滑られた。どちらかというと中級の3番Gorrazコースの方が斜度がキツく、カリカリで怖かった。不思議だ!
 
 このスキー場はアオスタの街中からゴンドラが来ているので、やはり人が多い。La Nouva 、Leisse、Gorraz G.Grimodなどのゴンドラ、リフト沿線のコースはロングターンしやすくスピードが出やすい斜面で混んでいるので、注意が必要だ。 Grimondet リフトの西側(マップだと右)のエリアは隠れ家的コースで、昔もこの間行った時も空いていた。ここも景色もコースも良いので気持ち良い。 あとCouis1やCouis2リフト沿いにはオフピステがあり、エントリーしやすく中斜面、急斜面、岩場といろいろあるので、なかなか楽しい!
 
 景色は、モンブランやマッターホルンが北面に見えるので、写真は撮りやすい。ヴェルビエだと逆光!Couis1、Couis2、Grimondetリフト沿線のコースからは、スキー場の東にそびえるPointe Valletta 3,090mなどの格好イイ形とゲレンデの合わせ景が良い雰囲気。
 
 アクセスは、今回はスイスのマッテニー(Martigny)の街が起点、21/E27号線をイタリアに向けて走り、途中ベルナールトンネル(長さ6.5km、有料で往復44.6EUR)を抜け、北イタリアの美しい雪山景を抜けるとアオスタの街にでる。行程78kmで時間にして約2時間弱。 アオスタの街は帝政ローマ時代の遺構が沢山残っているので、市内観光もおススメ! スキー場は、アオスタ駅の南側にゴンドラ山麓駅があり、そこに無料の大駐車場がある。少々停め方が無法! だが、自分はだいたい一番乗りなので問題ない。 が、今回はスロバキアから車で18時間かけて来た!という若者たちの方が先に来ていてベストポジションを取られたが・・・
 
 

 
 
 

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