Ski France 2015/2016

◆ オヘル=ヴァルトランス ( Orelle / Val Thorens )
 
 2015/2016 欧州スキーは、フランススキー! が、とても辛い経験になった! 今回のスキー拠点(滞在地)をモーリエンヌ谷界隈にしていたのだが、それはヴァロワール(Valloire)、ヴァルマニエ(Valmeinier)、La Toussuire、ヴァルモレル(Valmorel)、ロンシャン(Longchamp)という2,500m級のスキー場に行く為だった。
 
  が、日本を含めた超弩級の暖冬の為、前述のスキー場には雪が全然無く、現地で旅程を大幅に変更せざるを得なかった。この時点、このエリアで積雪が約80cm程あったのが、ヴァノワーズエリアのヴァルセニ(Val Cenis)、トロワバレーの南翼を担うこのオヘル・ヴァルトランスの2つのみだったので、この2つに行った。 ※ティーニュ、ヴァルディゼールも同等ぐらいあったが、谷筋が離れており、日帰りではちょっと困難だったので除外。
 
 
で、このバルトランだが、1998/1999年以来2度目となる。(当時オヘルはまだ建設中だった。) 当然その時に選択肢の少ない南半球でリピートは仕方の無い事として、「限りある人生、どれだけのスキー場に行かれるか?」としている自分には、非常に面白くない選択だった。 しかも個人的に言えばあまり景色が好きではない。昔行った時に景色の点で言えば、北翼のクールシュベルが綺麗だった事を覚えている。まぁ当時には無かったオヘルが滑られるという事で
 
  とは言え選択肢が無いのでは仕方が無い。このスキー場はリゾートビレッジを中心に扇状に森林限界型のコースが開かれており、北面にメリベル(Meribel)、西面にレス・メニュアール(Les Menuires)、南面にオヘル(Orelle)の各スキー場と接続している。※今回自分が購入したリフト券では、オヘル・ヴァルトランス共通券。
 
  ゲレンデにはBorgne、Gebroula、Peclet、Chaviere、Bouchet、Renod の6つの氷河があり、コーストップはオヘルサイドの 3,230mでトロワバレー全体でも最も高い。ベース部はムーチェ(moutiere)リフト乗場の2,050m。ちなみにヴァルトランスのビレッジは2,300mにある。オヘルは滑って降りられないが900mの所にある。
 
 
リフトはサーフェイスが6基、チェアが13基、ゴンドラ・ロープウェイ8基と大規模、またコースは雪があればどこでも自己責任で滑って良しなので、本数を記載するのもなんだが、敢えて書くと、初級59本、中級60本、上級17本、パーク・Xコース11本と巨大。 上級コースと言っても急斜面はグレーシャーコースが600m程あるぐらいで、白馬コルチナの方がよっぽどキツイ! 至って緩斜面が多いスキー場。
 
 
景色は前述の通り、特筆すべき眺めは無いが、あくまでも感覚的にだ。 ちなみに、雪が無いのだから滑っていて楽しかったというイメージも全くない。オヘルへの lory コースが異常に長かったイメージがあるのみ。またシーズンインは暖冬だったものの、その後は、特に3月以降は順調で5月1日でも30cmの新雪が降っているという・・・ なんとも・・・
  
  アクセスについては、オヘルの街からアクセスしたので、そこに絞って言及する。ジュネーブ、リヨン、グルノーブル、自分が滞在したモーリエンヌ谷などからアクセスする場合は、モーリエンヌ高速道路(E70/A43)を東進し、30番モダーヌ出口(Modane)を降りて6分程戻る方向に走ると、左手に駐車場が見えてくる。この駐車場は無料で舗装されており、7:15までは1番に入れる。9:00には満車となり、周辺に路駐になる。
 

  このオヘルでのリフト券購入だが、はっきり言ってキツイ!朝行って、その日のリフト券を買って、ゴンドラに載るのに、なんと2時間かかる。ヴァルトランの駐車場が2,050mの所にあるのに比べて、谷筋の標高900mにあるオヘルのベースはアクセスが楽なので、物凄く混雑する。またグルノーブルやリヨンなどの大都市から、国境も近いのでイタリア側から大挙してお客がやってくる。ここでスキー場に行くならば、前日の午後(15:00以降だったかな)に翌日券を購入し、翌日朝7:45分ぐらいまでゴンドラ山麓駅に並べばストレスが少ない。自分は初日、あまりにもリフト券購入の列が進まないので途中で断念してしまった。
 
  スキー場各所にあるゲレ食レストランは、どこに行ってもとても美味しい。ここの前に行ったヴァルセニスキー場と比べると格段の差だ! 特に360 Bar Val Thorensでは新鮮な魚介類が豊富にあり、且つ旨い。しかも日本人じゃないシェフが寿司などを握っているが、これが旨かったのでちょっと微妙だった。
 
 ちなみに、雪が無いのだから滑っていて楽しかったというイメージは全くない。オヘルへの lory コースが異常に長かったイメージがあるのみ。またシーズンインは暖冬だったものの、その後は、特に3月以降は順調で5月1日でも30cmの新雪が降っているという・・・ なんとも・・・
  
  そういえば、Rosael リフト降場で日本人3人組(男2名、女1名)と出会って、「雪が無いですねぇ~」ぐらいのコミュニケーションを採ろうとしたが、「何?気安くしゃべりかけてくんの?」的な反応だった。そうか、すっかり忘れていた、海外のスキー場で日本人に話かけられるとみんな同じ反応になりがちだという事を・・・ま、せっかくの海外なのに!という気持ちはわからんでもないか・・・
 
 
 
 

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