オーストリアスキー2012 Pitztaler Gletscher

◆ ピッツテイラーグレッチャー(Pitztaler Gletscher)
 
ピッツタルスキー場 過去、このスキー場は西隣のカウナールタル(Kaunertal 3,160m)と一緒に候補に挙がっていたが、グルームバーンの滑走面積が29kmしかない為、いつも体力調整や天候不良時などの他のメインスキー場の日程調整分になっており結局行かなかった。 今回は、隣接で共通リフト券のルッフルセー(Rifflsee 2,293m)と併わせると約45km程の滑走距離になるため、渡欧直後の時差ボケ調整として選別した。
 
 それではこのスキー場について述べてみると、標高はトップがインターブルンネンコゲル(Hinter Brunnenkogel )の3,440mでベースは2,840mである。しかしベースまではグレッチャーエクスプレスという山岳列車(地下鉄?)で約15分ほど登る。山岳列車の山麓駅は1,740mのところにあり、そこの駐車場も設置されている。営業は長く9月初めにオープンし5月末までやっている。積雪は多く毎年見ると300-500cm程ある。ちなみにグレッチャーとは氷河の意味である。またスキー場の名前もPitztal Glacier とあるが自分のもっているスキーガイド誌(ドイツ製)に名称を合せている。
 
 搬器は、ゴンドラが2基、チェアリフトが1基、Tバーが3基とやはり小さい。といってもゴンドラとTバー2基は長いのでそれなりの大きさはある。ちなみに、Tバーに関して言うとどれも緩斜面なので初心者でも大丈夫だと思う。東隣のオーバーグーゲル(オーバーグルグル)スキー場にあるような30度後半を登るような事は無いので楽だ!!ちなみに、行く年を1年早く間違えたようだ。スキー場のパンフには、2012/13シーズンはヴィルトスピッツ 3,774mにロープウェイがオープンするとある。し、しまった・・・ま、自分の引きはこんなモノである。
 
オーストリアチロルスキー場 コースは、14本で初級2本、中級11本、上級1本となっているが、基本緩中斜面で広く長いコースレイアウトだ。またコース以外でも滑られるのであまりコース制限は関係ないだろう。楽しいコースとしてはミッテルベルグ(Mittelberg)で志賀高原の横手山スキー場のような斜面が幅500m、距離6~7kmほどあり、クルージングには最適。景色もブロッホコゲル(Brochkogel 3,635m)、リンカーフェルネルコゲル(Linker Fernerkogel 3,277m)やソルデンスキー場(日本ではゼルデン、Sölden)の氷河が見えて綺麗だ。またシュヴァイツァーヴェグコース(Schweizer Weg)やピッツパノラマゴンドラ(Pitz Panorama Lift)の下などは岩山の間を滑られるので、これはこれで楽しい。※崖もあるし、中級者でも充分楽しめると思います。
 
 アクセスと駐車場は、インスブルックの中心からアウトバーンを西進しイムスト(Imst)の街で降ります。しかしここの出口はトンネルを出て直ぐにインターがあるのでパスし安いのでご注意を!パスしても1kmぐらい先にイムストの商業エリアで出られますので問題ナイです。あとはひたすらL16ピッツタルブンデス通りを南進し約1.5時間でスキー場の山岳列車山麓駅(ミッテルベルグ Mittelberg)に着きます。そこの周辺には駐車場がいくつかあります、無料で停められます。下は舗装してあるので汚れもしません。アクセス路は景色はなかなか綺麗なものの、他の谷筋の道路と比べて狭く、除雪融雪はしっかり行われていますが、ゆっくり走る必要があるでしょう。 シャトルバスは隣のルッフルセースキー場には20分おきに出ており、イムストの街や駅には1時間に1本シャトルバスが出ている。すべて無料のようだ。
 
氷河エクスプレス リフトパスは、さまざまで11:30以降券→32€、13:30以降券→25€、1日券→36€と最大14日券→297€まであり、隣のルッフルセースキー場と共通券になっている。ちなみに、周辺大型スキー場に比べると7~10€程安い。ま、そんなモノだろう。パスはクレジットカードサイズのチップ内臓式で最近の志賀高原のそれと同じでデポジットは5€。種類は他にもあり、西隣のカウナータルスキー場との共通シーズン券が460€、延べ4日中3日滑走券が115€、ホッフツァイガー、ルッフルセー、イムストとの共通リフト券が2日からで73€。といろいろある。
 
 食事は山岳列車山頂駅に氷河レストランがあるが、カフェテリア式でごく普通の味だった。他にレストランは無いので、隣のルッフルセースキー場かビレッジのマンダルフェン(Mandarfen)に行くといいかもしれない。
 
 レンタルスキーはちょっと注意しないといけない。ここは山岳列車で上がるとレンタルが確か無い。しかも山頂駅にはレンタルスキー大手の「Inter Sport」の広告があるのに・・・・、手前のマンダルフェンで借りないといけないので注意してほしい。
 
 
 
 
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海外スキー2012はオーストリアへ行ってきた。