ボイ・タウリ

◆ ボイ・タウリ( Boí Taül )
 
 海外スキー2012/2013の3つ目は、ピレネー山脈スペインサイドのボイタウリスキー場。このスキー場はカタルーニャのエリアに属しており、同エリアでは再西端に位置している。近隣の街で言うとスペインのリエイダから150km、ビエルハから65kmほどの位置にある。詳しくは過去のピレネースキーマップを参照して頂きたい。そのマップのピンクの3番がこのスキー場である。
 
 スキー場のスペックをみてみると、トップは2,749mでベースが2,025mで、南部のシェラネヴァダ(3,300m)に続きスペインで2番目に標高が高いスキー場らしい! レイアウトはコースはほぼ北斜面を向いており、最高峰のPuig Falco 2,751mがある東部エリアと南部エリアに大きく分けられる。リフトは、チェアが7基、サーフェイスリフトが9基、コースがトータルで52本と欧州では中型部類になる。日本でいうと栂池+ぐらいの広さになる。コースに関して言うと、中緩斜面が主体で、ファミリーでも充分楽しめるようになっているが、森林限界型である為、自己責任でどこでも滑ってOKなので、上級者も問題なく楽しめる。
 
 自分が行ったのが1月1日で、まだまだ雪不足、全体の7割弱しかオープンしていなかったのが残念だが、景色が非常に綺麗だったのが記憶にある。午前中が曇天で、さっさと滑って次のスキー場へ!と考えていたら、昼から快晴に!結果夕方手前まで滑ってしまい、特にスキー場の東エリアから見える雪山群と谷との位置関係が絶妙で非常に綺麗な景色が見えたのでついつい滑りすぎてしまった。まー、1日あればコースは全て滑る事ができるので、2日間ぐらいの滞在で充分かもしれない。
 
 リフトパスは週末・連休料金と平日料金にわかれ、週末/平日の順が書くと半日券が26€/23€、1日券が38€/35€、最大7日券が182€/175€となっている。この時にレートは106円/1€である。
 
 ベースはスキー場下部にまとまってあり、観光案内所、レンタルスキー、スキースクール、カフェテリアなどがある。ゲレンデトップにレストラン等が無いのでちょっと残念だが、東エリア下部にカフェテリアが1件ある。ここは店員さんの愛想が良く、料理もファーストフード的だがなかなか美味しかった。日本からわざわざ~みたいな感じだった。
 
 駐車場はベースの北側に大きいのが、また西側に小さいのあり無料で利用できる。ただ砂利駐なので車内が汚れるのが難点。
 
 スキー場は、駐車場係のおじさん以外、英語が通じるといった感じで、アラゴンのスペイン語オンリースキー場とはちょっと違うようだ!!
 
 アクセス路は、道幅と路肩が広くまた景色も良いスカイラインみたいな道路だが、積雪や凍結があると結構やっかいそうだ。スペイン側でクルマを借りるとチェーンがほぼ無いようなので、フランス側で借りるとよいだろう。※冬用タイヤは両国ともこのエリアは無かった。
 
 ベースはスキー場から9kmほど下った所に、ボイ・タウリリゾート(Boí Taüll Resort )があり、ホテル、レストラン、スーパー、スパ、クラブなどがあるが、高級リゾートホテルばかりであり、かつ1Weekステイばかりになるので、自分のような一介のサラリーマンではとてもとても! そうすると、どうするか?という事になるが、さらに1.5kmほど下るとタウリ村(Taüll )があり、ここでは50€/シングル~ぐらいの宿がある。
 

 しかもBooking.comやHotels.comでの取り扱いがあるので、マイルやポイント的にも有利!当然、レストラン、お土産屋、バーなども多数あり、前述のリゾートに比べると格安だ!しかも、世界遺産となっている石造りの教会があったり、村の建物のデザインが統一されていて背後の山景と合わさって非常に美しい村でずっと滞在していたい気分になる。
 
 今回は、タウリ村の世界遺産の教会から徒歩1分の所にあるレンティナー(El Rantiner)に宿泊!シングル1泊(といってもダブルツインのシングルユース)、無料Wifi(使用に難あり)、バルコニー付、朝食付きでまさかの55€! 家族経営で、息子、娘は英語が通じ京都に行った事があるそうだ。お母さんは、アジア人の自分をみてちょっとびっくり気味!
 
 
 
 
 ・スキー場写真集
 
 
 ・スキー場公式サイト
 ・スキー場トレイルマップ
 
 
 
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