今度の海外スキーはアンドラ! アンドラのグランヴァリアスキー場

◆ グランヴァリラスキー場 ( Grand Valira)
 
 
ピレネースキー3日目は、アンドラスキーだ!メイン目的地のアンドラ公国グランヴァリラスキー場。この国は8世紀に後ウマイヤ朝イスラム帝国の欧州進出を阻む為に、カロリング朝フランク王国(現フランス+ベルギー+スイス+ドイツ+オランダなどが版図)のカール大帝(ピピン3世の子)が辺境領を配置した。その辺境領の一つであるウルヘル伯領が起源とされており、現国家形態になったのは1993年である。公国だが、フランス大統領とウルヘル大司教(現スペイン、カタルーニャの教会区のおエライさん)が共同で国家元首(大公)を努めているらしい。言語はカタルーニャ語で、通過はユーロを使用している。行ってみて面白かったのは、夕食の時間。フランスは19:00ぐらい、スペインは21:00ぐらい、どっちになるのかなぁ~って思っていたら、20:00でした。両国に気を使って間を取っているんだなぁ~、大変だ~!!スキー場は、他にアリンサル、パル、アルカリス?がある。
 
 さて、スキー場の話をしなければないらない。このスキー場はアンドラ最大のゲレンデで、地図でみると国土面積(と言っても金沢市ほど)の5分の1を占めている。スキーエリアはベース単位で示すと、カニーニュ(Canillo)、エルタルテル(El Tarter)、ソルディウ(Soldeu)、グラウロイチ(Grau Roig)、パッデラカサ(Pas de la Casa)の5エリアに広がる。エンカン(Encamp)からはロングゴンドラがあるがここへ滑り込むコースは無い。現地で入手したトレイルマップからすると標高はトップが2,640m、ベースが1,710m、総滑走距離193km、コース数110本とかなりデカイ!!フランスの巨大スキー場に匹敵する大きさだ!!ちなみに、索道はゴンドラを含めて67基あるそうだ。
 
 ビレッジはパッデラカサ、カニーニュの順で大きく、いろいろなお店があって賑わっている。特にパッデラカサはゲレンデ、アクティビティも他よりも多め。ここで2日とも昼食を取ったが入った店はどちらの店も美味しかった。自分は自分の体力では一日では滑られないだろうと思っていたので、中間点のエルタルテルからアクセスしたが、結果、夕方まで滑れば全部滑れてしまうようなレイアウトになっていた。
 
 コースについて言うと全体的に長~く広い中緩斜面が多くのんびり滑るのにはちょうど良い。急斜面を攻めたい人には満足できないかもしれない。パッデラカサとグラウロイチの境界部分から山の中腹にかけてそれなりの斜面があるが、あまり燃えないかもしれない。エルタルテルにもブラックコース(急斜面を示唆)があるが、う~ん、これが急斜面か・・・と思うぐらい。ま、エラッソウに言っても自分は木の葉だけどね・・・緩斜面万歳!!パウダー派は、グラウロイチにTK montmalus というJバーリフトで上がると、Granota というコースなのか、ただ木の間なのかわからないようなパウダーゾーンのコースがある。 コースなのか・・・??景色派にはここはあんまりうれしくないかもしれない。特徴のある山が間近にある訳でもなし、遠くに見える雪山連峰もちょっと距離があるので、へぇ~ってぐらいかもしれない。ゲレンデ+雪山(+リフトとか)のコラボ景色派は、パッデラカサにあるチェアリフト、TSF2 Coll dels isards や TSD 6 Font Negre 沿いのコースから見上げるとおぉ~ってなるかもしれない。
 
 アクセスに関しては、自分の場合スペインのラブエルダからエンカンとカリーニョの間のメリチェトゥ(Meritxell)の宿まで行ったのだが、5時間半ぐらいかかっている。が、このルートを通る人はそうそういないだろうからあまり参考にならない。公式にはフランスのトゥルーズ、スペインのバルセロナから4、5時間ぐらいとの事。道路は2月の上旬だったのだが凍結・積雪の心配はまったくなかった。宿の人も道路に積もってもすぐ融けると言っていたので問題ないのだろう。山の峠道という視点では、スペイン側からはきつくない。フランス側からはカーブの連続で少々きついかもしれない。
 
 駐車場は、エルタルテルが無料で一番大きく停めやすい。舗装もされていた。ソルディウやカニーニュは細い道を入っていかないといけないし、その他のエリアは自分の宿泊拠点から遠いので遠慮した。
 
 宿に関してだが、今回はネットで検索し、無料駐車場有、室内で無料Wifi使用可、クレジットカード払い可、スキーリフト券とセットになったパッケージ有という条件でいくつか比較検討した。ホテルのサイトからエルミタ(Ermita)を選択。が、外観と食事と上記条件とここのHPの音楽は◎だったが、その他が満足いくものではなかったのでオススメしない。
 
 ちなみに、このスキー場のスタッフには黒地のスキー場のロゴの入ったスキーウェアが支給されています。これが格好よかったので売ってないか?と聞いたら、「ほしいなら、ここで働いていけっだって・・・」(残念!)
↓にあるのがスキー場のロゴ。
 


 
 
 
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