ドイツスキー

◆ ツークシュピッツ ( Zugspitze )
 
 ツークシュピッツと読むのか・・・、現地に行くまでサグスピッツかザグスピッツだと思っていた。たしかネット上で、このエリアのアドバイスをした事があるが、誤ってスキー場名を書いていたような気がする。なんとも恥ずかしい話だが、知らんという事はスゴイ事だ!!
 
南ドイツスキー さて、このスキー場はなんだか良くわからない。いろいろなスキーガイド誌のトレイルマップを見るとよけい混乱する。例えば、ドイツのガルミッシュ・パルティンキルヒンからみると、ガルミッシュクラッシックスキー場の一部のようになっているし、オーストリアのエアヴァルド(Ehrwald)からみると、チロル・ツークシュピッツ・アレナスキー場(Tirol Zugspitz Arena)なっている。また、それぞれにツークシュピッツエリアが描かれているので、山を中心に独墺それぞれのサイドにスキーエリアがあるのか?と思ってしまう。しかし実は同じスキー場なのだ。(ツークシュピッツだけ)
 
 ※ ドイツ、オーストリア両方に問い合わせた所、スキー場はドイツのモノで、スキー場に国境がきており、且つどちら側からもアクセス(ロープウェイ等)できる為、オーストリアのスキー場のトレイルマップには載せているとの事。
 
 一応、ドイツ最高峰の山であり、標高が2,962mあり展望台兼ロープウェイ山頂駅(ドイツ側、オーストリア側双方から)が設置されている。ここから北側に見える景色がなかなかのモノで、ドイツ南部の平原が、いきなり切り立ったチロルの山々になる様はずっと見ていたい気分になる。(自分で言っていて気持ち悪い)  南側は、オーストリア・チロルの山が連なっており、欧州で良く見かける冬山景色になっていてこれまた・・・だ。 
 
山岳電車 Zahnradbahn この展望エリアからロープウェイ(Gletscherbahn)でボール状のプラットエリアまで降りるとスキー場に着く、スペックとしてはベースが2,000mでトップが2,720m、総滑走距離が22km。地形からすると、全体が雪溜になるような感じがするが、3番チェアリフト(Standard-Tonihuetten-Abfahrt)の南側ぐらいしかいい雪がなかった。概ねカリカリで脚が痛かった記憶がある。最下部は雪不足でクローズになっていた。設備はサーフェイスリフトが8基、チェアリフトが1基、アクセス専用のロープウェイが計3基、登山列車が1基ある。スキーは割りと混んでおり、どのリフトも待ちがあった。
 
 アクセスは、オーストリアのイムスト(Imst)から189号線、179号線、187号線、ドイツの23号線、アイブゼー通り(Eibseestraße)を経て、アイブゼーの駐車場へ! 所要時間は1時間半ほど。道路状況は、189号線から23号線までは完全な除雪融雪がされていた。アイブゼー通りは積雪状態だったのでクルマは冬用タイヤかチェーンが必要。 道中にあるフェルン峠(Fernpass)からみえるツークシュピッツの姿は迫力がある。台形の形をしているので、UFOの基地だったのかなぁ~なんていう思いもよぎる!何かの特番でやってた!!
 
 駐車場は無料で未舗装だが、圧雪されているので足場はしっかりしている。台数も50~60台程入るようだ。(終日山影側なので寒い・・・)
 
 書き忘れていたが、このスキー場のアクセス方法は3つ、ドイツ側からはガルミッシュの街から出ている山岳電車、アイブゼーにあるロープウェイ。オーストリア側からはオーベルモースからのロープウェイとなる。それ以外は、航空機からのパラシュート降下ぐらいだろうが、オススメしない。 もしくはロッククライミングという手段だが、もうスキーどころではない!
 
ツークシュピッツスキー場 ドイツ側のアクセスだが、アイブゼー駐車場の直近に山岳電車の駅があり、そこでリフト券を購入すればそのまま乗車できる。この列車からの景色もなかなかのモノだ。ただし、ここは街から6番目の停車駅である為、ほぼ満員になっている。ムリヤリ乗らないといけない。駅員はサポートしてもらえないし、電車も待ってくれない。お客もだ・・・ 自分は何もできずひとり佇んでいた。この無力な姿をドイツ人に見せてしまった。
 
 ただしムリに乗って手摺などがない状態での乗車は厳しいかもしれない。この駅の後、山を登る際の傾斜で体を支える事ができないからだ!座れるように駅と時間を選ぶしかないかもしれない。
 
 また、ロープウェイからのアクセスは駐車場から道をくだって徒歩3分ぐらいの所に山麓駅がある。(山麓駅横駐車場はこの時には満車) が、日本語ででっかく「ようこそドイツ最高峰ツークシュピッツへ」と書いてある。 どうしてか残念な思いがした。何故だろう? で、中に入ると10時の時点で入口階段の上までの乗車待ちの列。約1時間半待ちであった。
 
 リフト券は、1日券が38ユーロであったが、他のエリアでは滑られないようだ。
 
 
 
 ・スキー場公式サイト
 ・スキー場トレイルマップ
 
 
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 ◆ アイブゼー ( Eibsee )
 
ドイツスキーでアイブゼースキー場 まさにロコスキー場である。いやスキー場と言っていいのか・・・リフト券にはEibsee Skilift とあるが・・・約600mのサーフェースリフトが1本で、斜度が全く無く、幅30m、長さ600m、1本のコースのみのこのスキー場は、すぐ横にあるアイブゼーホテルのアクティビティーの一つのようだ。自分は、ガルミッシュのトレイルマップに載っていたので、てっきりツークシュピッツの一部と思っていたが、違った。リフト代は別で午後券で5ユーロもした。
 
 ちなみに、山岳電車のアイブゼー駅を出ると中腹にHaltestelle Riffelrißという中間駅があるが、そこからはRiffelrißというコース(5km)があり、滑り降りてくることができるようだ。
 
 家族連れの客が多かったので、隣接のホテルの客が主なのだろう。しかし、何度もTバーが停まった。発電機が何回もサーマルが跳んだみたいで、停まるたびに子供達が大騒ぎ!!
 
 夏場はアイブ湖が綺麗で釣りやキャンプなどの避暑地になるようだが、湖面は真っ白でスケート場化していた。
 
 アクセスは、アイブゼー駅駐車場から徒歩1分でゲレンデになる。まーオススメしない。
 
 
 
 
 
 
 
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海外スキー「リヒテンシュタインでスキー」