フランススキー

◆ レザルク ( Les Arcs )
 
 フランスのスキー場の名前は難しい~ 毎回、これなんて読むのだろう?わかってもカタカナ標記をどう表現したらいいのだろうと・・・悩むわけだが今回はそのまま読めて、標記できるので楽だ。今回行ったのはローヌアルプ・サヴォア地方のレザルクスキー場だ!!
 
 さて、このレザルクスキー場だが、このイゼール川筋にあるほかのスキー場・・・そう日本でも有名なエスパスキリーやトロアバレーの間に位置し、2003年には隣接のラプラーニュとゴンドラで接続しパラディスキーという一大エリアを形成している。
 
 今回は天候不良の関係でラプラーニュには行っていないが、スキー場のスタッフの話だとレザルクのフニキュラー(ケーブル列車)乗り場からラプラーニュにアクセスするには2時間半ほどかかるそうだ。
 
 レザルクスキー場のスペックをみてみと、まず アルク1600 (Arc 1600)、アルク1800 (Arc 1800)、アルク1950 (Arc 1950)、アルク2000 (Arc 2000)、ヴィラロジェール (Villaroger)、ヴァランドリ (Vallandry)、プランペイセ (Plan Peisey)、ブールサンモーリス(Bourg St Maurice) と8箇所のビレッジで構成されており、スキー場トップはロープウェイで登るエギュイユ・ルーシュ (Aiguille Rouge)で、3,226m。メインゲレンデは2400mぐらいの所にあり、ベースは滑られる最も低い所で1,200mに位置する。標高差が2,026mもある。う~ん・・・
 
 設備面はケーブルカー1基、ゴンドラ・ロープウェイ6基、チェアリフト31基、サーフェイスリフト40基あり、コースは112本となっている。混雑度で言うと他の欧州のスキー場にくらべると混んでいる感があったが昔の日本のような事はない。リフトも係りがスムーズに誘導してくれる。ただしここはシングルレーンは無かった。駐車場は各ビレッジともゲレンデ直近にあるが、どこも無人ゲート式で有料なので、時間のある人はブールサンモーリスのフニキュラー山麓駅にある無料大駐車場を利用するといいだろう。
 
 景色で言うと、ゲレンデトップに上ると隣のラプラーニュを望む方向に一面の銀世界がひろがる。中腹からはモンブランが見えるが少々迫力がない、全体的に特別”スゴイッ”という景色はなかったように感じた。(こういう景色に馴れてマヒしてしまったのかもしれないが・・・)
 
 拠点は、自分の場合はスキー場まで登るのに時間がかかってもコストを安く抑えたかったのでブールサンモーリスに宿を取った。メイン通りあるアンギヴァル(Angval)というホテルで改装したばかりだろうか?非常に綺麗な宿で安価(52ユーロ/BB)1泊からでも可能。でも隣室の音が気にならならず、無線LANも使用可能。フニキュラーの駐車場までクルマで5分と非常に都合が良い宿。街も飲食店や大型スーパーなどありショートステイには向いているが、見所という点ではスキー場以外に目につくところは無かった。ちなみに、スキーイン・アウトできる所でシングルが泊まれる所はシュートステイ不可で150ユーロ/泊と非常に高価だった。
 
 アクセス関してでは、日本からのフライトを考慮するとフランスではリヨン、スイスではジュネーヴが有力な空港になる。どちらの空港からもダイレクトで2時間ちょっととルート計算で出るが、実際は+1時間ぐらいはみておきたい!
 
 自分はジュネーヴ基点だったが、行きは他のスキー場からアクセス、帰りは寄り道をしながらだったので、どれぐらいかかるかよくわからない! しかし、時間帯や休日によって異なるが行き帰りで渋滞がある。アルベールビルの街中渋滞と、このイゼール川筋沿いのスキー場群の入口にあたるムティエ(Moûtiers)手前に信号機があり大渋滞になるので時間に余裕をもちたい。(この国道N90は高速道路みたいなモノで信号はまずない道路)
 
 あと、日本人やアジア人との遭遇率は低いと思われます。ブールサンモーリス滞在5日間で街・スキー場共に見かける事はありませんでした。天候不良でショッピングに行ったヴァルディゼールやドライブついでのムティエでは日本・アジア系を見ましたが、このエリアだといくらデカイスキーリゾートと言っても3番目、4番目の位置づけだとこうなるのでしょう。
 
 

 
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