ニュージーランドスキー Turoa Skifield in NZ

◆ TUROA
 
 トゥロアスキー場(現地ではトゥロアスキーフィールドと標記)は、オハクネの街から車で20、30分のところに位置し、トンガリロ国立公園内ルアペフ山の南側(※1)に開かれたスキー場で、隣のファカパパスキー場とは同じ会社が経営しています。
 
 スキー場サイズは、感覚的にではあるが、白馬八方尾根スキー場、コース外を含み全域が滑られたら、同じぐらいの大きさになるのではないかと思います。タイプ的には、森林限界型のスキー場になります。
 
 視界を妨げるものが一切無いため、タラナキ山やタスマン海、それに続く平原が見渡せるすばらしい景色が広がる。眼前に雪山が連らなって見える欧州アルプスの景色とはまた異なった景色だ。
 
 スキー場のスペックをみてみると、ベースは1,602m、トップは2,322mで標高差720m。コースは全部で43コースあると標記されているが、基本的に自己責任の範疇でどこでも滑っていいようなので、コース数はもっとあるように感じる。
 
 また、コースの中でのクラス比率を見てみると、初級コースが3本、中級コースが12本、上級コースが18本、エクストリームコース(最上級、オフピステ等)が7本と全体的に中上級者向けのスキー場に感じられる。しかしこれは、あくまでカタログスペックで、実際滑った感覚からすると、初級と中級の差、中級と上級の差、それぞれの差をはっきりと体感できる事は無かったので、初級者でも問題なく楽しめられるスキー場だと思う。
 
 リフトは、ゴンドラ・ロープウェイは無く、チェアリフトが5基、サーフェイスリフト(Tバー、プラッター)が5基の構成。しかしチェアリフトだけで全コースをうまくカバーできているので、サーフェイスが苦手な方でもまったく問題がない。
 
 自分が行った日は、混雑していなかったので、待ち時間などはわからないが、リフト乗り場には、スクール用、一人用のアクセスレーンが設置してあった。ちなみに、リフト代だが結構いい値段をしており、全域1日券が82NZドル、スキー場中域まで1日券が63NZドルと高価だ。ちなみに、周辺の街にはスキー場のリフト割引券などは無かった。
 
 リフトは、カード状のもので、タイラップバンド(樹脂の止め具)で、ファスナーなどに取り付けるが、すぐに取れてしまうので、日本のリフトホルダーに入れておくといいだろう。(読み取り機でスキャンしないので!)
 
 アクセスの関しては非常に微妙だ。ネットでの道路アクセス路の情報をみると、4WDじゃないととか、チェーンは必須とか、吹雪でクローズとか、結構厳しい。道路事情は、全域に小石が巻いてあり多少の積雪や凍結でも走行が可能だが、1箇所だけ凍結すると厳しい登り坂がある。ここで4WDでも一度止まると大変らしい。(前を走っていたCRVが苦労していた)。レンタカー会社もスノータイヤ装備を考えてほしいものだ。途中ひらけた所に、タイヤチェーンの装着サービス(料金不明)があり、チェーンを持っていなくても、ここで貸してもらえる。
 
 オハクネの街からスキー場まで、シャトルバスが出ており、宿泊先まで送迎してくれるので、不安なときは使用するといいかもしれない。日に何便か出ているので当日でもピックアップしてもらえるそうだ。
 
 シャトルサービス:マタイ
 
 他にもスノーエクスプレスなどあるようです。
 
 
 
 ※日本では太陽の反対の斜面が北斜面になるが、南半球では天才バカボンの主題歌のように太陽が西→北→東と進むので、南斜面が日本の北斜面にあたる。
 




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