イランスキー ペルシャスキー 中東スキー 今回の海外スキーはイランのディジンスキー場!

◆ ディジンスキー場 (Dizin)
 
 ディジンスキー場は、テヘランとカスピ海の間に広がるアルボルズ山脈の中にあり、テヘラン-カラジ経由-ディジンルート約120kmを、車で約4時間ほど走った所にあるが自分で運転した訳ではないのでよくわからない。道路事情は都市部や高速道路の混み具合を除けば、特に問題なく運転できそうだが、自分は遠慮したい感じだ。(テヘランの北東からアクセスする別ルートもあるようです)。
 
イラン ディジンスキー場をベースから見た図 スキー場の施設としては、営業しているものではテレキャビン(ゴンドラ)が3基、チェアリフトが3基、サーフェイスが5基ある。それぞれに名前がついているがペルシャ語標記なのでさっぱりだ。ちょっと驚いたのはテレキャビンのメンテナンス状態だ。扉が閉まりきらない!窓割れ!のキャビンが結構あり、そのまま運用されていた。ゴンドラで吹雪の最中に勝手に扉が開いてしまい、同乗したイラン人は楽しそう…、自分はちょっとびっくり!ちなみに、イラン人スキーヤーは、非常に親しげにしゃべりかけてくる。イラン人スキーヤーのスタイルは、日本の技術的に滑る傾向よりは、滑りを楽しむ傾向にあると感じた。
 
 コースは最長で6kmの物があり、クラスは初級4本、中級7本、上級4本となっている。が滑った感じからすると初級と中級の差は何?という所!しかし、コース整備(グルーミング)は中央のテレキャビン沿いとベースから伸びるチェアリフト沿いのコースしか行われていなかった。これは自分が行った2日とも吹雪だった影響かもしれない。
 
 コースの混雑度だが、吹雪でほとんどのリフトが停止していた為、メインの中央テレキャビン沿いのコースに人が集中していた。しかし、天候がよければ森林限界型のスキー場である為、すきな所を滑られるので人はもっと分散するだろう。 
 
 リフト代は、ディジン第1ホテル横(20mぐらい)のリフト券ブースで150,000リアル(約1,800円)で購入すると、IDタグ付きストラップホルダーをもらえる。これをリフト乗り場入り口ゲートのリーダー(黄色)に通す。これは日本とそんなに違わない。ちなみに、半日券などの情報は一切不明だが、スキー場のオープンが遅れるとちょっとやすくなっていた。
 
ペルシャ語は読めないぜぃ 標高はトップが3,600mでベース2,650mとかなり高地にあり息苦しい。他のスペックとしてはスキーイン/アウトできるホテルが2つ、日帰り有料駐車場が2つ、レンタルスキーショップが複数、モスクが1つ、ゲレ食がホテルを併せて5つ、別荘が10ほどあった、しかし中には営業していない施設も多くある。ちなみに、日帰り(宿泊も可?)用駐車場は、スキー場の中腹にシェムシャークスキー場方面からのみアクセスできるものが1つある。詳細はさっぱりだが…
 
 雪質は、連日の吹雪でスーパーパウダーかと思ったが割りと湿り感があった。積雪はどれぐらいかわからないが、ホテル人に話しでは2m弱ぐらいだったような気がする。気温は昼で-7度、夜で-10度だったのでさほどではない。雪に湿り感があったので、ホテル内では欧州ほどの乾燥感は感じなかった。
 
 スキー場滞在の状況では、食事はイラン料理みたいな物もあったが、ファーストフード(チキンばっかりだけど)やピッザ・パスタ(50,000リアル=約600円)を扱うレストランもあり問題はない。ただ生水は厳禁のようだ。ミネラルウォータ(4,000リアル=約48円)を飲もう!
 

◆ 今回の旅行
 
 今回は、個人旅行であるものの、イランまでの航空券、観光ビザ発給、空港-スキー場間の送迎をユーラシア旅行社にお願いした。当初は9日間旅程でディジン、シェムシャークで滑りテヘラン、日程があえばイスファハン観光と考えていたが、けちって5日間旅程にした。(これが不幸のはじまりだった)
 
 コストは、今回比較しなかった。というか出来なかった。いくつかの旅行社に見積もりを依頼していたのだがレスポンスがあったのはユーラシア旅行社のみだった・・・、航空券、ホテル代、スキー場送迎代、燃料代、ビザ取得諸費用など込みで296,405円でした。実際は吹雪→雪崩→スキー場孤立から帰りの飛行機に載れず、別便で帰国、それに約10万ほどかかった為、結果約40万の旅行になってしまった。なんてこった…
 
 ちなみに、レンタルスキー代は借りていないのでわからない。レンタルスキーは店先から見た感じだと古いものが多く、自分の板をもっていったほうがいいだろう!
 
 宿は、ディジン第1ホテルと第2ホテルがあるが、第1の方に泊まった。どちらも同じ会社?が経営しているようだ。客層は、欧米人もいたがやはりイラン人が圧倒的に多かった。ホテルは高級の部類に入るが金額の方は旅行社まかせなのでわからない。しかし、設備的には老朽化しており、破損したまま放置されている物もいくつかあった(自分の部屋では、バスタブ)。あと、高級な割には結構汚い!
 


イランスキー簡単ガイドスキー場の写真
ユーラシア旅行社




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