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◆ ソルデン・ホッフソルデン (Sölden-Hochsölden) チロル地方エッツタールエリア最大規模を誇り、毎年10月後半に早々とオープンし、FISのワールドカップが開催されているこのスキー場は、一体名前はどちらが正しいのだろう・・・か?海外スキーで有名なF社の案内やネットでの情報ではゼルデンと表記がある。自分もゼルデンとずっと思っていた。だが、ソルデンエリアの宿で読み方を聞いたらソルデンだと言う。たかしかに、翌週の他のエリア(フンツ、Pfunds)の宿で、「今朝までゼルデンに居たんだよぉ~」と言っても、ポッカ~ン顔だったので、ソルデンが正解なのだろうか・・・どっちだ? このスキー場は、公式にはどうか知らないが大きく3つに別けられる。ガイスラフコーゲル(Gaislachkogel)を中心にしたエリア、ホッフソルデン(HochSölden)の村を中心にしたエリア、最後に2つの氷河(Gletscher)を中心としたエリアの3つだ。そのベースの街がソルデン(1,377m)となる。またエリアとは別に、スキー場内3,000m級の山をビッグ3と呼んでいる。 大きさは、感覚的にだが、白馬五竜から47、白馬八方尾根、岩岳をスキー場以外の部分を合わせたぐらいありそうだ!ひととおりのリフトを乗り、トレイルマップにあるコースを滑るには2日ぐらいあれば、なんとかいけるんではないか?と感じる。 ゴンドラ・ロープウェイは5基、チェアリフトは17基、サーフェイスが8基で、コースは、初中級13本57km、中級14本61km、上級8本31kmとある。 リフト券は高い・・・1日券は42.5ユーロ、8日券(258ユーロ)以降から顔写真が必要。その他にもソルデン-オーバグーゲル・ホッフグーゲルとのジョイントスキーパスプラス。また、kühtai、Hochoetz、Sölden、Niederthai、Griesで使えるスーパースキーパス(セルデンは6日券以上)などがある。 <ガイスラフコーゲルエリア> ガイスラフコーゲルエリアは、ソルデンの南部にガイスラフコーゲルタル(タルは谷、tal)の中型ロープウェイの発着所がベースとなり、そこから中間駅を挟みトップの3,058mまでのぼる。山頂駅を降りるとすぐに展望レストランがあって天気の良い日だけだが、展望スペースにアジア食(寿司、生カキなど)を出しておりエッツタルの山々を見ながら楽しい食事ができる。中間駅・山頂駅へ電話予約できる。(+43 0 664 81 98 170)。 山頂駅から滑りだすと展望専用のようなコース(赤1番)が北方向に延びており、ホッフソルデンエリアやシュヴァルツコーゲル(Schwarzkogl 3,018m)、スキー場の対面に位置するストゥバイヤー・アルプス(Stubaier Alpen 3,225mほか)のすばらしい眺めが目に飛び込んで来てドキドキする。 この展望コースが、このエリア西面に出てくると、だだっぴろい整地された中級斜面が出てくる。そこをさらに進みロープウェイをくぐると3人乗りのリフトがあって、それに載って赤2番コースにアクセスする。このスキー場最大の穴場コースに感じる。多くの人がスキー場、最奥の氷河エリアを目指すので、土日や昼間の混雑する時でも、ガラガラで快適なロングクルージングが楽しめるハズ。 <ホッフソルデンエリア> ホッフソルデンエリアは、ソルデンの北部にあるギギヨッホタルからゴンドラとチェアリフトが起点となってギギヨッホ(Giggijoch 2,284m)、ホッフソルデン(2,090m)のベースまで延びている。このエリアには、ハインバッハヨッホ(Hainbachjoch 2,727m)、ロットコーゲルヨッホ(Rotkogljoch 2,662m)、シュヴァルツコゲル(Schwarzkogl 3,018m)と3つのサイトビューポイントがある。 その中で、ロットコーゲルヨッホから出ている(青13、赤11、12)は快適な中斜面が続き、ロングクルージング派にはもってこいのコースになっている。また、一部でパークの整備も進んでいた。ハインバッハヨッホからのコース(黒14)だが、凍っていなければ急斜面であっても広いので滑りやすいだろう。 このエリアは、比較的滑りやすいので日中ずっと混んでいる感があるが、コースが広いのでリフト待ち以外では混雑を感じないかもしれない!! <氷河エリア> 氷河と聞いて思い浮かべるのは、キグナス・・・、さて氷河エリアは年中雪があり夏でもスキーキャンプなどが行われているらしいが、とにかく早い時期からオープンしているようだ。スキーのW杯が10月後半に毎年行われているのがその証拠か? このエリアは、入り口になるレッテンバッハ(Rettenbach gletscher 2,684m)とティフェンバッハ(Tiefenbach gletscher 2,796m)の2つの氷河を持つが、直接アクセスする事ができない。氷河通りという道路があるが、シーズンインと春でないと作業車両以外は通行ができない。従ってアクセスする方法は、トレイルマップを見てもらえば一目瞭然だが、ホッフソルデンエリアから氷河エクスプレスというゴンドラに載って入るしかない。 レッテンバッハに入ると、いきなり眼前にある壁(急斜面)の横にゴンドラが走っている。しかしそれには載らず、右横のリフトに載って頂上まで行ってほしい、西側に違うスキー場が見える。ピッツタルスキー場だ。(Pitztaler Gletscher 1,640m - 3,440m)これがまた背後のヴィルトスピッツ(Wildsptiz 3,774m)との景色がすばらしい。 話がそれたが、前述のリフトから、パスしたゴンドラに中間駅で載ることができるので、それに載り山頂へ!するとガイスラフコーゲル、ホッフソルデンの両エリアが一望できる。ここからもう一つの氷河エリアに行くには、少し降りた所にトンネルがあり、それを抜けるとティフェンバッハ氷河エリアに出る。ここは激戦区のエリアだ。中斜面が延々と続くコースで幅広いわりには結構混雑している。(当然、昔の日本みたいな事はないが・・・)、このエリアはさすがに3,000m地点に近いだけあって雪質が良いが風による影響でアクセスできない事もあるようだ。 ソルデンスキー場 E-mail: info@oetztal.com URL: http://www.soelden.com/ トレイルマップ |
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