フランススキー セールシェヴァリエ スキー場

◆ Serre Chevalier


 セール・シュヴァリエスキー場とはまったく読めなかったが、そう読むらしい。このスキー場はフランスのアルプスサドというスキーエリアにあり、ブリアンソンという街を起点としている。総滑走距離は250kmでベースが1,200m、トップは2,736m、標高差が1,500m程あり、森林限界型と林間型をプラスしたスキー場スタイルだ。リフトはゴンドラ・ロープウェイが7基、チェアリフトが18基、サーフェースが38基があり、南のBriancon、中央のSerre Che、北のMonetierの3つのエリアに分かれています。
 
 スキー場のビレッジとしては、ブリアンソン(Briancon)、ショントゥメハァル(Chantemerle)、ヴィルヌーヴ(Villeneuve)、ル・ムニチエ・レ・バン(Le Monetier Les Bains)を持つが、どこも1,200m−1,500mという高地に位置する。各ビレッジ間(含む観光名所)は、地元の交通会社(Transports Urbains de Briancon)がシャトルバスを走らせており移動はそんなに困らない。リフト券さえあれば無料で乗車できる。
 
 アクセスは、車の場合、グルノーブル(Grenoble)からヴィズィール(Vizille)−ラ・グハァーヴ(La Grave)の峠ルートで約2時間で途中にレデュザルプやアルプデュエズの巨大スキー場があり、雪山の絶景が広がるルートでウィンタータイヤ装備の場合はこちらがお勧めだ!!(ちょっと交通量が多いけどね!)、他のルートとしては、逆になるがブリアンソン(Briancon)−ガップ(Gap)−E712号線をとおりグルノーブル(Grenoble)が約4時間弱かかるが、こちらはこちらで景色が良く、なにより先の峠ルートに比べると道路に雪も、交通量も少なくプレッシャーがかからない!尚、カタログにはイタリア/トリノから1時間となっているが、実際はもっとかかりそうだ。
 
セールシュヴァリエースキー場 また電車で訪れる事も可能だ。本数がすくないがパリ、リヨン、マルセイユなどからフランス国鉄がブリアンソンまで乗り入れている。バスもパリ、リヨン、マルセイユ、トリノなどからも出ている。
 
 雪質に関しては、行った時期からすると、まぁ良いという状態。2週間ほど降雪がない状況だったので、それを考慮するとこんな表現になってしまう。晴れれば、景色は南アルプスの絶景が広がりなかなか心地よい。ちょっと隣の雪山が遠目なので大迫力に欠ける感はある。広さは欧州では中規模の上にはいるのだろうが、オフピステ部分がありかなり広く感じる。リフトの乗り継ぎは、正直良くない。リフト・レイアウトが悪く結構滑りにくい、体力・脚力の無い自分には大変だ。ゲレ食は欧州によくある山小屋型で、味は店による(当然か…)ヴィルヌーヴ(Villeneuve)からFrejusという黄色いゴンドラが伸びているが、その山頂駅の下にある山小屋レストランはお勧めしない。スキー場の拠点を考えた場合、滑った点からすると中心に位置するヴィルヌーヴ(Villeneuve)に滞在するとうまく全域をカバーできると思う。
 
 今回の宿は、ブリアンソンのホテル・デ・パリに宿泊した。日程は6日ステイだったのと、1ユーロ170円弱のこの時期では選択肢がここしかなかった。これ以上は愚痴になるので止めておくが、主人が日本文化を勉強しに1年ぐらい東京にいた人らしく、そういった点のみが良い宿であった。ちなみに、ここは1日や4日などのショートステイも可能だそうだ!
 
 

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