イタリアスキー  イタリアスキー アオスタスキー 

◆イタリアスキーについてItaly ski   Valle d'Aosta ski


 05/06の時にイタリアに108+のスキー場があると書いたが実際にはそんな数だけはなく、もっと多く存在するようだ。リフト1本や2本のスキー場は何も日本だけでなくイタリアでもしっかり存在するようだ。欧州のスキー場は複数のスキー場を一つの名で呼ぶような感があるので捕らえ方次第で数は変わってしまいますね。
 自分ではイタリアを3つのスキーエリアに分類しているが、欧州・イタリア内のサイトなどでは見方によっていろいろなエリア分けが存在していた。ま、面倒なのでエリア別はこのままで考えて行くとする。
 一つ目のエリアは、北西部のピエモンテ・アオスタエリアで06年にはトリノ冬季五輪でフィギアの荒川静香選手が金メダルを獲った地だ。ここには、スキーの大会会場になったセストリエーレやクールマイヨールなどの有名スキー場が存在する。二つ目は、中央北部で火山で有名なボルミオがある。北東は、ドロミテ地区などを含む一大スキーエリアが存在する。



◆アオスタ州のスキーエリアについて  アオスタの公式WEBサイト


 スイス・フランス・イタリアとクロスポイントに位置するこのアオスタ州には、有名な名所を有するスキー場がいくつもある。言語はイタリア語はともかくフランス語の通用度が大きいようだ、詳しくは知らないが、過去の何度かの大戦でフランス領や連合国統治下の時代を経てきているようでフランス語圏となっているらしい(仏伊英語とも解からないので良くわかりませ〜ん!)
 スキー場は西からモンブラン(イタリア名モンテビアンコ)を間近くに見えるクールマイヨール(Courmayeur)、フランスのロジエールと国境をまたぎ接続するラトゥイール(La Thuile)、アオスタ市内から直接スキー場にアクセスできるピラ(Pila)、東北にスイスのツェルマット(ゼルマット)と国境をまたいで接続しマッターホルン(チェルビーノ)の東側に広がる、バルトランシェとチェルビニア、東に広がりモンテローザを戴くシャンプルークとトリニテの4つが有名&ビッグスキーエリアとなっている。他にも10km-20kmぐらいのコース距離を持つ中型のスキー場が4ヶ所、リフト1〜3本の小スキー場が11ヶ所あるとアオスタの観光マップにあった。海外スキー イタリアスキー アオスタスキー
 アクセスに関しては、滞在地のアオスタまでは自分がレンタカーなので車の情報のみ!ミラノ・マルペンザ空港から2時間前後、トリノ郊外から1時間30分程、セストリエールスキー場から2時間50分ほどだった。いずれもアオスタのほぼ中心地までの時間です。
 各スキー場へは、アオスタ中心部からPilaのゴンドラ乗場は5分弱、クールマイヨールまでが40分程、ラトュイールとバルトランシェ50分ほど、チェルビニアが1時間10分ほどであった。この時間はあくまでもスキー場の駐車場までとGPSを使ってのアクセス時間なので多少前後するし、クールマイヨール、バルトランシェ、チェリビニアは地図だけで行こうとするとこんな時間では着かないような気がする。
 ※アオスタ州の略地図は赤字が行ったスキー場、オレンジ字が未滑走のスキー場です。


 参考までに州の観光面でいうと、古城などの遺跡はかなりの数が点在している。写真も載せるので見たい方はこちら ⇒ アオスタ州観光写真



 リフト券はPilaで7日券を購入したが、以下の種類があるようだ。
  ・スキー場単体 (半日・連日・マルチデーなど)
  ・スキー場単体+n日のみ1つ他のスキー場(3日券以上)
  ・アオスタ州全体のスキー場で有効なマルチデー
  ・ツェルマットやラロジェールなどへ滑り込める国際パスを含んだモノ
 スキー場によって微妙に違うようだが、基本はこんな感じ!!
 



◆今回のお宿と滞在市?!


 沢山のスキー場を滑るか?一箇所の大型スキー場で存分に楽しむか?の選択に今回も非常に悩んだ!!しかも今回は一切有名都市の観光を計画しなかったので滑走日数が7日と長い・・・そうなると、複数のスキー場にアクセスと滞在ライフが便利な街を選んだほうが都合が良いという判断からアオスタ市に滞在する事になった。
 ほかにもシャティヨン(Chatillon)やニュース(Nus)での滞在も考えたがやはり州都(アオスタ)の方が何かと便利だろうと決めた。結果からするとChatillonでもイタリアの田舎風で良かったかもしれない!!
 アオスタは昔城砦都市だったようで、その跡を中心に街が開けている。当時もフランス・スイスへの交通の要所だったようだが、現在もアウトストラーダ(高速道路)の終点の街であり、そこからスイス側へはグラン・ベルナルド道、フランス側へはモンテビアンコ道が整備されている。ま、交通量は全然なかったが・・・
 街の様子は住宅地が多く、飲食店を含む商店街は中心地にしかない。歴史的構築物もそんなにないので2〜3時間歩いたら全部見れてしまうぐらいの規模だ。年末年始という時期もあるだろうが深夜開いている飲食店はそんなに多くない、仮に夕飯を逃してしまって簡単にすまそうと思ってもコンビニは無く、ファーストフード店は郊外にあるのでちょっと不便かもしれない。
 個人的な感想だと、コスト無視で滞在を考えるのならクールマイヨール、ラトゥイール、チェルビニアのビレッジの方が都合いいかもしれないね!

 今回の宿は、ネットで探した市内のホテルで名前はAu Coin Vert で星三つ。コストはダブルルームに独り滞在、朝食のみ、ホットシャワー・トイレ付き、無料駐車場有り、バルコニー付きで45ユーロ/日だった。設備やサービスは全く問題がなく静かな宿だったが、UKから定期的に子供会スキー合宿(仮名)に来ているようで、それにあたると非常に賑やかな宿に変貌する。ちなみに、アオスタに宿泊するイタリア人は少なく、フランスや先の英国のお客さんが多いそうだ。おそらく近年の長野県と同様に道路整備が進んだ結果、日帰り客が多いのだろう・・・宿は伊仏独英語が通じるが英語は食堂係の方のみ!


宿:Au Coin Vert
11100 Aosta
Corso Ivrea,112
Tel: +39 0165 41485
Fax: +39 0165 235739
E-mail: info@hotelaucoinvert.com
URL: www.hotelaucoinvert.com/
海外スキー宿




◆旅行の準備と旅行中の話


 ここではイタリアスキーの日程やレンタカー等の情報を載せるので、計画されている方は参考に使えるところがありましたらどうぞ!

 
日 程 2006年12月30日(土)−2007年1月9日(火) 詳細は⇒ スケジュール にリンクしています。
航空機  
KLMオランダ航空
 
 往 :<関西国際空港−アムステルダム(オランダ)−ミラノ(イタリア)>
 復 :<ミラノ−アムステルダム−関西国際空港>
 
 
 コストは129,050円(含税、燃油、手数料他)と欧州直行便では破格の値段。8月の早い時点から売りに出されていたチケットでマイレージもしっかり付きました。自分がルフトハンザのマイレージ保持者なので非常に悩みましたが、KLMと提携のあるノースウェストのワールドパークスにもあとちょっとで無料航空券獲得ポイント(以前使っていた分)に達するので人生で1,000番目ぐらいの決心で決めた!!ミラノに入ったのは、自分が購入する時にはそこしかもうチケットが取れない(スキーするには)と聞いたので特に比較検討もする事なく決まった。
 
 発券は阪急トラピックスe-veryのAさんにお願いしました。(←なかなかレスポンスしてくれない担当者なので今回限りです。結構”怒”)
 
 
レンタカー  
MAGGIOREレンタカー   ミラノ・マルペンサ空港で貸出返却
 
 
 車種は、小型車分類でフィアット車のプントだった。左ハンドル・5速マニュアル・ノーマルタイヤだ!!クルマの性能等は特に問題はなく快適なドライブができた。
 
 返却時にガソリン満タン返しのパターンだったが、ミラノ・マルペンザ空港の直近にガソリンスタンドが無く、2km手前ぐらいで給油しておく必要がある。これは貸し出し時にも用紙でアナウンスされている。あと、レンタカーのリターンサインははっきり言って解かりにくいので時間があれば借り出しの時に見ておくと良い!
 
 
 コストは9日間計算で77,405円と非常に高くついてしまった。これならハーツやエイビスのような大手で借りた方がよかった結果になってしまった。
 
 今回は国内外の旅行サイトでレンタカーを探ってみた。料金と日本語で問い合わせが可能という視点からオクトパストラベルになったが、どうもうまくいかなかった!いや失敗したと言ってもいいぐらいの結果になった。
 
 オクトパスのサイトでは、走行距離無制限、車両保険、対人・対物保険、車両盗難保険、施設使用税付加価値税(VAT)のセットで39,200円だったが、現地オフィスにて手続きの際に、書類の中身もわからずサインした事で車両損害軽減、盗難保険免責軽減、空港税レンタカー代金以外に対する税金、計38,205円分を追加で支払う事になってしまった。
 
 ここで気になるのが、施設使用税付加価値税が2重項目となるのではないか?という点だが、オクトパストラベルの担当者の方の話(マッジョーレと問い合わせをやってもらった結果)だと内容の良くわからない別の項目らしい。マッジョーレにも何度かメールで問い合わせたが全くの無視だったので、本当の事なのかどうかもわからない!ま、いい勉強になったと割り切るしかない。
 
 オクトパストラベルの担当者もイタリアで利用するお客さんから、よく同じ事を問い合わせを前からうけると言っているので「なんて対策を取ってこなかったのか?」と理由を聞いてもイマイチ歯切れが悪い回答しか返ってこない。最近では無視!ま、ここを使うなっ!という事だろう。なので利用される方はご注意を!!
 
 
ドライブ  
アオスタのドライブ
 
 
 今回は欧州で使えるカーナビを持参した事もあってかなり快適なドライブが楽しめた。イタリアでのドライブは、オーストリアやドイツと同じで快適であるがやや煽られるし割り込みもキツイ!!
 

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◆◆◆関連サイトリンク◆◆◆

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