オーストラリア鉄道廃線の旅 - Australian Disused Railtrail -
 
 
◆ ホールブルック支線鉄道廃線 (Holbrock branch Disused Railtrail)
 
 まったくの誤算だった。ここを訪れたこの日(2011/8/17)は旅の終盤で、ヒュームハイウェイ(Hume Hwy)を通ってウォドンガ(Wodonga)からシドニーに帰る日であった。
別項で取り上げているウォドンガ市内の旧線跡を探索した後、ハイウェイを通っていると、なんとハイウェイがまさかのクローズ!!迂回路として指示があったのが
オリンピックハイウェイにおり、カルケアン(Culcairn)、ヘンティー(Henty)、ザロック(The Rock)、ワガワガ(WaggaWagga)経由で帰る事になってしまった。
しかし、さすが広大なオーストラリア!ヒュームハイウェイを直進した場合119kmだったのを、迂回を約40km(迂回ルート160km)もさせるとは・・・・
 
 話を戻そう!この迂回した事で、当初行く予定が無く、本当なら次回(機会があればだが)のオーストラリア・スキー&廃線旅行の時に行こうと思っていたこの路線を
かすってしまった。結果、時間がほとんどなく、分岐起点部しかトレイルできなかったので非常に残念である。
 
 この路線は、右下のルートマップでいうとDで、ホールブルック支線(Holbrock Branch)と呼ばれ、1902年9月18日に開設しカルケアン駅南から分岐、終点のホールブルックまで26.18km延びていたようだ。オーストラリアでは短い部類だ。取扱いは主に小麦貨物と旅客だったようで、途中に Morven / Fellow Hills / Ralvona の駅がある。
 
 廃線時期は、1987年2月2日とあるが、1977年10月28日が最終運行だったようだ。
 
 終点ホールブルック駅跡には、なかなか愉快なディスプレイがおかれている。それは、元オーストラリア海軍にあった攻撃型潜水艦 Otway が丸ごと
駅構内に置いてある。グーグルマップで検索している時には、えっ?って感じだった。まー詳細は次回行った時にでも調べてこよう!!
 
 
 参考資料:「NSW Rail net」「google map」
 
 
 
 
 初回探訪日:2011年8月17日
 初回掲載日:2012年4月28日
 
Australia Disusedrailtrail
簡単マップ ルートマップ
 

@ この先、カルケアン駅です。写真ではわかりませんが、台風並みの風が吹いていました。この後は稲妻+嵐で結構びびってました。 A @の反対側(南)をみています。左の通信柱の後ろに分岐線があったようです。
B Aの先に残る分岐後の軌道跡。真ん中の通信柱はAの右にあるヤツです。 C ギャンブルストリート手前の廃線跡。
D Cの別角度から E ギャンブルストリート踏切跡です。例によって丸埋めです。
F Dの反対側です。自然に帰っています。 G この路線はここまでです。この先にすぐ木橋の遺構が終点まであるようなのでいつか再訪してみたいですねぇ〜。
 
 
 
 
 
 
 
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