オーストラリア鉄道廃線の旅 - Australian Disused Railtrail -
 
 
◆ コラワ支線鉄道廃線 (Corowa branch Disused Railtrail)
 
 まったくの誤算だった。ここを訪れたこの日(2011/8/17)は旅の終盤で、ヒュームハイウェイ(Hume Hwy)を通ってウォドンガ(Wodonga)からシドニーに帰る日であった。
別項で取り上げているウォドンガ市内の旧線跡を探索した後、ハイウェイを通っていると、なんとハイウェイがまさかのクローズ!!迂回路として指示があったのが
オリンピックハイウェイにおり、カルケアン(Culcairn)、ヘンティー(Henty)、ザロック(The Rock)、ワガワガ(WaggaWagga)経由で帰る事になってしまった。
しかし、さすが広大なオーストラリア!ヒュームハイウェイを直進した場合119kmだったのを、迂回を約40km(迂回ルート160km)もさせるとは・・・・
 
 話を戻そう!この迂回した事で、当初行く予定が無く、本当なら次回(機会があればだが)のオーストラリア・スキー&廃線旅行の時に行こうと思っていたこの路線を
かすってしまった。結果、時間がほとんどなく、分岐起点部しかトレイルできなかったので非常に残念である。
 
 この路線は右下のルートマップでいうとCで、コラワ支線(Corowa Branch)と呼ばれ、1892年に開設しカルケアン駅南から分岐、終点のコラワまで76.03km延びていたようだ。
取扱いは主に小麦貨物専用で旅客もやっていたらしい。1892年10月3日までには終点まで完成したようで、途中にWeeamera / Hurricane Hill / Walla Walla
/ Burrumbuttock / Orelda / Brocklesby / Balldale / Hopefield の旅客貨物駅がある。
※Weeamera は1914年1月、Hurrican Hill は1926年7月、Orelda は1893年9月に開設。
 
 廃線時期は、カルケアンからブロックレスビー間が1991年12月、ブロックレスビーからコラワ間が1989年9月9日で廃止された、やはりトラックによる輸送へシフトした結果だろう。
 
 参考資料:「NSW Rail net」「google map」
 
 
 
 
 初回探訪日:2011年8月17日
 初回掲載日:2012年4月28日
 
Australia Disusedrailtrail
簡単マップ ルートマップ
 

@ 起点のカルケアン(Culcairn)駅です。1880年に開設されシドニー・メルボルン間を結ぶカントリー・リンク(州間接続線)として、またNSW州の南本線として現在も利用されている。こん回取り上げ路線はこの写真の背後方面にあたり、背後左へ分岐していく路線です。また背後右方向にもホールブロック(Holbrock)へ行く支線もありました。 A @の反対側でメルボルン(南)方向をみています。右の軌道が今回の取り上げ路線です。
B ビッラボング川(Billabong Creek)にかかるガーダー橋から駅方向(北)をみた写真。 C Bの遠景。
D 河川敷の道路から E ビッラボング鉄橋の右側は現行線です。
F ビッラボング鉄橋の右側は現行線です。 G 遠景〜
H Gの反対側でメルボルン(南)方向をみています。右の廃線軌道が右にカーブしていきます。 I オリンピックハイウェイ(Olympic Hwy)に向けてカーブする廃線軌道。
J Iのちょっと先から振り返ってみました。 K Jの反対側
L 積載荷重の話?? M オリンピクハイウェイのクロス点です。この両サイドのモノは一体なんなんでしょうか?知ってみえる方みえたら教えてください!
N 踏切跡は丸埋めされています。 O Nの別角度。丸埋めされたレールが浮いてきています。
P この先は農場化しているようです。家畜が逃げないように柵がしてあります。 Q もう一丁!
R Pの柵の後ろ側です。 S この先、廃線跡はコラワの街まで続いています。この辺りは平原景色がいいので次回機会があれば、この先のトレイルをやってみたいと思います。 
 
 
 
 
 
 
 
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